自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

視察のお客様

日本からの視察のお客様がいらっしゃるので、空港までお迎えに行こうとして家を出た私。表に出たとたん、びっくり。街路樹が沢山倒れています。道路も所々水が溜まっています。もともと水はけの悪いシリコンバレーの道路ですが、それだけでなく、下水路に流れる排水溝の口を、木が倒れて、葉っぱが大量に落ちて、塞いでいます。

我が家から、空港まで行くのには、2通りの行き方があるのですが、少し遠回りになるけど、広めの道を選んでそちらの道路を走り始めました。高速道路には、パトカーが出ていて、35マイル以上で走れないように、先頭で蛇行運転をしています(制限速度が、70マイルくらい)道路は葉と小枝でクルマの轍ができています。ところどころ冠水しているために、自分の車が潜水艦になった気分になれます。こんな汚い高速道路をみたのは、初めて。1時間40分もかかって(いつもは、45分ほど)空港に到着すると、いつも飛行機が止まっているはずの場所に一台も飛行機が留まっていない上に、荷物を運ぶトラックも走っていません。どうも着陸できずに、飛行機が上空で、旋回しているようです。

お客様の飛行機は、30分早く着くはずが、定刻に着陸。着陸できるだけでもすごい。着陸できずに、LAに向かうか?と心配しておりました。

1時間半前についた中国からの飛行機が、格納庫の扉をあけると突風を受けて、危ないので、扉を開けれないとのこと。なので、到着した人たちは、バゲージクレームで、1時間半待っているとのこと。えらいことです。テレビもない空港で、私は、ニュースがわからないので、友達の家に電話すると、お友達の家は、すでに停電だとのこと。あわてて、香穂に電話して、電気がつながっているか聞きました。幸いなことに、我が家は、停電は免れているようです。けど、いつ停電が起きるがわからないので、懐中電灯の用意をさせて、火をたかないことを指示し、携帯電話を肌身離さず持つことを指示。水の確保、食べ物の確保も指示しました。到着したら、サンフランの観光にお連れしようと思っておりましたが、サンフランに入る高速も木々が倒れ、非常に危険とのこと。観光どころではありません。

長くこちらに住んでいる私もここまでひどいのは、初めてです。

友達がニュースで、30万戸が停電していることを教えてくれました。さてさて・・2時間近く待つと疲弊したお客様が、やっと出てこられました。すぐにクルマに乗ってもらって、サンノゼに向かいましたが、高速道路は、朝よりひどく汚くなっています。初めていらしたサンフランシスコがこれでは・・。なんか申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

お昼を一緒にいただき、泊まったホテルがいいホテルだったので、そこが一番安全だと判断た私は、そこでお客様に待機していただくことに。私はあわてて自宅にもどると電気はついているものの、戻ってびっくり。裏庭に入る木戸がこうなってました。

f:id:kuboyumi:20080107131817j:image

お隣との塀もこうです。

f:id:kuboyumi:20080107131843j:image

恐るべし台風。

明日から、大変になりそうな気配です。