自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

理系の人の的確な説明

うちの会社の理系の開発リーダーの話です。

会社では、空き時間にランニングがあるのですが、軽く流して走りながらいろいろ会社の話をしています。

最近は暖かくなってきたので、汗をかく事も多く日差しも強いので、日本の夏ほど蒸し暑くはありませんが、真夏の気候です。蜂もぶんぶん飛んでいますし、鳥も元気にさえずっています。

そんな夏の気候の中、走っていると私の足首に冷たい水滴が掛かった気がして

「なんか、掛かった!冷たい!!」と言ったと同時にリーダーが

「あっ・・・」と小さい声でつぶやいた。

なんだ?なんだ?と思い。リーダーに

「どうしたの?」

と聞くと、リーダーが

「すみません。いま、ゴキブリ踏みました。」

「えっー!うそー。やめてよー。リーダー!!!」

と言ったら、いつもの冷静な声で

「うそじゃないです。体の色は茶色でした。触覚は、ほぼ30度くらいの方向に2本。体のかたちは、oval(楕円)で、足もきちんとありました。ですので、ゆみさんは、そのゴキ・・・・」

やめてよ!!!リーダー!!気持ち悪いじゃん!

いやーここは、詳細に説明するところじゃないと思う。正しければなんでも言い訳じゃないんだよ。

「でさ。じゃ、リーダー。それがわかった私は気持ち悪いだけじゃん。どうしろって言うわけ?リーダーさ。自分でそういうことしておいてさぁ。そういうのはさぁ・・。」

「そうですよね。ごめんなさい。けど、ゆみさん、嘘だっていうから。嘘じゃないです。本当です。それとですね。ゴキブリ踏んだの僕じゃないです。ゆみさんが、きょろきょろしながら走っていたので、左足で踏んで、右足首にかかったんだと思います。」

「・・・・。あっ・・ごめん・・・。」

けど、さーやっぱ、ここはひとつ話を濁そうよ・・・。

すぐにもどってシャワーを浴びた私です。