自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

香穂の学校が始まった!~アメリカの高校2~

香穂は、今年7教科を取りました。

8教科までしかとれませんが、香穂は、7教科で十分といういとだそうです。

で、この教科は、2日にわけられて、学校は、A-Dayといわれる日と、B-Dayといわれる日が交合にやってきます。

香穂は、A-dayが4教科 B-Dayが3教科の授業を受けます。

なので、A-dayの日は、朝7時から、高校が始まります。B-Dayは、8時20分からです。

香穂は、今年は、APが1個しか取れませんでした。小学校の時から、続けている音楽のクラス(バンド)が、APクラスと重なってしまったからです。私も香穂もガツガツ勉強する、というのは、あまり好きではないので、やはり、続けているバントを最後まで続けて達成させるということと、小学校から同じバンドをとっている生徒も多いので、バンドの親友たちと一緒に最後まで達成させるということに重きをおき、バンドを優先にしました。(大学入試の時も、成績もみられますが、途中でなにかを止めていることが多い場合、マイナスになるケースが多いようです)

香穂の学校は、各教科初日に、シナバス(授業計画書)が渡されます。クラス内のルールや、点数はどのような配点できまるのか?

ノートは、どういうものを使うのか?必要なものは、なにか?授業態度はどうやってうければいいのか?などが記されています。たとえば・・成績のつけ方は、小テストの結果は、30%が最終的な点数の配分になり、90~100点がA 80~90がB 80~70が 70点未満は、FAIL(落第)というふうに書かれていたります。他に最終的に加算されるものは、宿題が、20%、期末中間テストは、30%、出席点数が10%、授業態度10%で3回以上休んだら落第、とかも全て決まっています。すごい!なので、どんな成績がつくかわからないということは、なさそうです。

しかし・・・。厳しい。香穂の通う高校は、進学校というわけではなく、普通の学校ですが、すごい勉強量です。香穂たちも友達と「なんかハードだね」と話しているそうです。

特に驚いたのは、APの歴史のクラスです。香穂は歴史が苦手なので、(アメリカの子供は、教会等の日曜学校で、歴史は、教えてもらっている子供が多い)APをとったので、驚きました。けど、数学はAPクラスが、バンドと重なったので、とれなかったそうです。なので、親友が誘ってくれて、一緒にAP歴史を取ろうとなったそうです。香穂が、

「私、教会にもいってないし、歴史は苦手だ」

といったら、親友が

「じゃ、わからないときは、空いた時間で、図書館で勉強しよう。できる限り教えるよ。」

となったそうです。帰宅後、カウンセラーの先生にメールをし、我が家まできてもらって、延々と相談していました。

カウンセラーの先生は、

「香穂ちゃんがいうのなら、大丈夫ですよ。とってもらいましょうよ」

となり、履修決定!けど、理科も、Honorのクラスが取れませんでした。これもみごとにバンドと重なってしまったのです。

この厳しい社会のクラスは明日に記します。