自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

スタンフォード大学見学

スタンフォード大学を見学してきました。日本語補習校を終えて、駐車場に集合。親たちの車に分散して、みんなでスタンフォード大学に向かいました。大学では、博士課程の樋口聖さん、修士課程の井上陸さん、大学生のJosh Koplin さんがお待ちくださってました。彼らが、大学内ツアーとパネルをして、バーベキューをしてくださいました。今回、私は樋口さんと井上さんには、前もってお願いしていたのですが、大学の学部生の方がいなくて、どうしようと思っていたら、当日、井上さんが、Josh Koplinさんを見つけて連れてきてくださいました。

彼は、アメリカでうまれたハーフの方で日本語も完璧です。井上さん感謝!!当日だったのに、笑顔で参加してくれた、Josh Koplinさん、ありがとう!

これは、もう、うちの高校生たちには、最高のパネラーでした。

3人には、大学内を日本語で説明していただき、Googleの1号機などを見せてくださいました。その後、研究室にお伺いして、パネルディスカッションです。

パネルは、実はとても難しい。打ち合わせは、なし。事前質問もなしです。その場が盛り上がるかどうか?は、パネラーの腕と配慮や高校生たちの素直な心で感じたことを「もっと知りたい」という純粋な気持ちのみで構成されるものです。なので、高校生と大学生で協力しあって、綺麗な細い糸を束ねながら、しっかりとしたすばらしい作品をつくっていくようなものです。

パネラーは、がんばれがんばれというような、プレッシャーをかけることはできないし、生徒たちに聞かれたことに忠実に答えないといけない。前もって質問しないというとこで、自分たちが見たままの大学についての質問、心に感じたままのことについて、先入観なく、話を聞けるをというのも、すばらしいです。なぜこういう形をとるか?というのは、前もって、質問してきくので、あれば、わざわざパネルディスカッションをする必要もなく、メールのやり取りだけで、十分だからです。本当に心に感じたこと、先入観なしで、自分の思いを聞くところがいいところだからです。

高校生になったばかりなので、まだ聞きたいことをうまくまとめることができない生徒もいます。

それをいらつくこともなく、パネラーが均等に一人づつが親切に答えてくれます。質問も途絶えることなく、バンバン出ました。逆に大学生から、高校生に質問も飛び交います。3人がとても優しく、ソフトで、なおかつ、子どもたちが知りたい情報は、ダーツの的の真中に矢を当てるようにバシっと投げてくださる。井上さん、樋口さんは、JTPAツアーでもご協力を頂いたときから、うちの補習校の子どもたちも絶対にこの方たちにお願いしようと思っていたので、よかったです。そのすばらしいお二人に、同じようにすばらしいKoplinさんが加わってくれたので、最高でした。パネルが終わったあとは、樋口さんが指導くださりながらの、バーベキューです。男の子も女のコも働いておりました。異常気象のためにとても寒かったけど、心はぽっかぽかで、終わった一日でした。みなさん、ありがとう!