自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

被災地の子供たちへの講演会 Tomodachi プロジェクトでのお話をしてきました。

ディズニーランドでのお話は明日かあさってにするとして、私のお盆の時期のライフワークになりつつあるTomodachiプロジェクト。東北から高校生がソフトバンクの助けを得て、3週間バークレーに勉強にやってきます。

その講演会です。この講演会。実は、最初は私宛に「バークレーで被災地の子供たちに向けて、講演会をしてもらえないか?」ということで話がきました。私は、バークレーまで一人で運転していくのは嫌だったし。私よりも開発リーダーのほうが、憧れるのには、言い訳で。なので、オファーしてみましたが、

学位が高すぎて、子供たちが夢が描きにくい。もっと誰でもできそうな身近なところから起業してる人がいい。さらに学生の半分以上は女性なので、女性のキャリアを描くのに想像つきやすい人。

と言われました。

いやーー、樋口曰く、

僕の学位は努力すれば、みんな可能性がある気がする。けど、ゆみさんの場合。まずは自閉症を生むから始めないといけないので、ある意味、スタンフォードより難易度高いですよ。

と微笑んでいる。

私の場合、自閉症を生んで、育てて、それで会話が通じなくて不自由だったから製品を作ろうと思った。重い絵カードのファイルを持ち歩くのは、大変だったし、なんだか手垢で汚れて息子が使うのを嫌がってきたからと、高校生男子なんだから、Cool(←かっこいい)なものを使えればという思いで作った。が、最初です。ということは、最初、自閉症を生むこと。から始めないといけなかった私の第2の人生ですね。

けど、そんな私の話にも学生さんは、真剣に耳を傾けてくれて、もう質問がすごく飛び交う。ありがとう。こちらが学ばせて頂きました。本当に真剣勝負の半日。リーダーの真剣さ。

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私の熱の入り具合。

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渡は、日本からお客さんがたくさん来てくれたので、なにか貢献したい、できることをしたいと思った結果の死ぬほど必死の英語日本語の両方のプレゼン。結構疲れるらしいけど、がんばりました。

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高校生のみなさん、ありがとう!またお会いしましょう!