自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

横浜&東京へ

大阪から、新幹線に乗って、横浜へ向かいました。理由は、ピアサポートの見学です。

神奈川県立こども医療センター内には、ピアサポートという病気や障害などをもった家族へ寄り添い、無料で、相談などをうけてくれるところがあります。このサポートが、子供のために親の代わりに、どこかへ行って、なにかをしてくれるというものではありません。

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これは、昔、難病のこども支援全国ネットワークの専務理事の小林さんが、アメリカのPHPの活動(親が親を助ける活動グループで、会員は、全世界に10万名を超えます)を見学にいらして、このサポートはいい!というので、日本の病院に導入してくれました。これは、病院内にサポート体制をつくり、難病や発達の遅れをもった子供をもつお母さんが、話を聞いてくれます。子供に障害があるとわかった瞬間、悩まない親はほとんどいません。そういう親の悩みの解決や、手助けになるような場所です。たとえば、こんな障害と診断されたけど、サポートグループなんかは、あるの?こういう発達の遅れをもった子供を成人まで育てたお母さんの話なんかも聞きたい・・。毎晩夜泣きで、疲弊してしまいました。こういうことで困ってる私は、子育てに向いてないの?子供の発達のおくれがわかった瞬間から、なんとなく家族がギクシャクしている気がする・・。などなど、大きな悩みから、小さな悩みまで、いろいろあると思います。

どうぞ、ここに立ち寄ってみてください。現在のところ、ここの病院に関係のない子供さんの相談もうけるということです。

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水、木、金曜日の10時から、15時です。予約はいりません。ぷらっと立ち寄ってみてください。

同じシステムは、国立成育医療センターにもあります。こちらのほうは、時間等を確認してから、おでかけくださいね。

なんだ!話すだけか~!と思うなかれ。ここの相談員の方は、皆さん、いろんな体験をされている方ばかり。話しているうちに、頭はクリアーになります。自分のすべきことが、見えてきます。帰宅したとき、子供がかわいく見えると思う。私もお話させてもらいましたが、200%元気になって、パワーアップして帰って来ました。ぜひ皆さんも体験してみてください。

内緒の話ですが、この小林専務理事、すっごくダンディで、かっこいい!大ファンの私は、”ダンディ小林さん”と呼んでいます。で、専務というと堅い感じがしますが、この人ほど、発達の遅れをもった子供の子育てを理解してくれる男性って少ないと思う。

ひとしきり感動して、病院見学などをしたあとは、私の姉宅へ。香穂も渡も1年ぶりにいとこに会えました。

一晩お泊りして、あしたは、渡が楽しみにしている神戸へトーマスの電車に乗りに行きます。