自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

駅弁

私は、今回のように地方行脚の講演会にでると駅弁を楽しみにしています。今回たべたのはこれです。

ニュースでこのお弁当が賞を取ったと聞いていたので、食べたくて、しかたなかったのですが、いただいみると、おいしかったです。

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駅弁がなぜ好きか?と自分でも理由がわからずにいたのですが、今回、思い出しました。我が家の父は、地方に出張に行くことが多かったのですが、子供に、お土産を買って帰ってくるということはありませんでした。

「人を待たずに土産を待つ子供になるといけない」

というのが、父の教育方針だったようです。そのしつけどおり、私と姉は、小さいときから、父の帰りを待つようになりました。

ある日、駅弁を購入した父が仕事が忙しく食べれなかったようで、自宅も持ち帰りました。父に

「どうしたの?これ。」

と聞いたら、駅で売っているという。えっ!こんなものが駅に・・。うちの家の駅には、ないぞ・・。と思い、すごく不思議で、父がもっていた時刻表をみせてもらって、どこの駅かときいたら、○○駅だと教えてくれました。よくみると時刻表の横に、小さく○○駅△△弁当。などと書いてあります。これ件から、すっかり、時刻表にはまって時刻表が読めるようになった私。

父は、帰宅前に地方の駅から、必ず電話をくれるので、父が何時何分に我が家に着くかを時刻表を読んで、割り出せるようになりました。これは母も喜んでいました。その時間にアツアツの夕飯や、晩酌の用意をできるからです。小学校にあがる頃には、県庁所在地などもすべて覚えていたので、日本地理は大好きでしたし、どうもこの駅弁がよかったようです。

あと、私が好きな地方の物といえば、静岡県の安倍川餅です。静岡に叔母が住んでいて、父は、静岡出張にいくと立ち寄り、叔母がこの安倍川餅を父に持たせてくれます。

残念ながら、今回は食べれませんでした・・。食べたかったなぁ・・。静岡の方、講演しますので、呼んでください。(笑)