お客様には、朝は、渡の件でいつもお願いする通訳の方、午後は、渡の学校見学をして頂きました。通訳の方は、よくPHPで行われる勉強会やレクチャーに参加されているので、大量の資料をコピーしてくださり、お話してくださいました。PHPは医者は、セラピスト、研究者などを呼んで毎日のようにレクチャーや、講演会、勉強会を行っています。中でもおもしろかったのは、Dyslexia(読字困難)は、口の内側の細胞を少しとってDNAを検査すれば、診断できるというものです。ほかに、通訳の方は、ADD/ADHDを体験するレクチャーにも出られて、これは、本当に疲れたそうです。どういうことをするか?というと次から次へと問題を解くのですが、例のひとつとしては、ミミズがはっているような複雑な線をなぞりながら975~1032までの数を大きな声で言う。というものです。その間、先生が、「どう?調子は?」とか、声をかけてこられたりして、わざと参加者がざわざわと話し声をたてたりするそうです。これは、つらそうです。他の問題も見ましたが、これをざわつく中でやるのは、なかなか大変そうです。あと、ADD/ADHDをテストするものは、たくさんあるのですが、よく使われるテストTOP10というのもありました。このレクチャーの先生が言われるのは、知能指数というのは、あまり当てにならないということで、参考程度にしないといけない。あと、テストなどの結果も数字だけに着目してしまっては、本当に子供たちが、困っている部分は見えてこないので、これもいけないそうです。たしかに、知能指数なんて、訓練すればある程度はあがるし、それが上がったからといって、子供たちがクラスで困っている問題がすべて解決されるわけではないですよね。
興味深い話でした。