自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

日本からの見学のお客様

日本から、お客さんがきました。アメリカのシステムに御興味があるというので、PHPという親の会を見てもらって、夜は、渡のPTA会に出てもらいました。

PHPは障害児の親の会で西海岸では、一番おおきな会です。ここでは一日に3000件の相談のケースをさばくといいます。ビルの中ではたくさんの人が働いていますが、自身に障害があるか、もしくは家族が障害児か、障害者でないとここでは働けません。ボランティアは、どなたでもできます。日本語でもサイトは読めるようになっています。サイトの右上の日の丸の旗をクリックすれば読めます。

PTA会のほうは、今日は、行動のセラピストの方が来て、スピーチしてくれました。自閉症のPTA会ですので、自閉の行動についていろいろお話してくれました。スケジュールを作る大事さや、公共の場所で、パニックを起こす子供の指導についても話してくれました。

我が家が、このやり方は、つかえるなぁ・・。と思ったのがありました。私が困ることのひとつである、公共の場でパニックを起こした時に親が無視したりすると、「幼児虐待」を疑われることです。自閉のパニックはある程度子供が落ち着くまで待たないといけない時もあります。行動セラピストの方は、「そんな場合は、カードをたくさんコピーして、もちあるき、それを配りなさい。そのカードには、<この子供は自閉症です。現在パニックを起こして落ち着くのを待っています。>などがかかれたカードを持って、他の人が近寄ってきたら、配るというものです。このカードの文章はベツに自分に好きな文章でもいいし、英語ができなければ、サンタクララ郡のオフィスにもこのカ-ドはあるので、そこで、貰ってきて、コピーしてもいいということでした。私の住むカリフォルニアは、アメリカでも人懐っこい人が住んでいる場所なので、なにかあると、すぐに声をかけてきてくれます。助けが欲しい時は、とても助かりますが、ほおって置いて欲しい時は、どうしようかな?と困るときがあります。これは、我が家で、使えそうでした。

講演会が終わって、各自が自己紹介の時間になり、日本からのお客さんが自己紹介をされました。6月のシンシアの日本での講演会を聞いて、興味があって見に来ました。というような挨拶をされたら、会場大拍手で、Welcomeです。みんな優しい。うちの会じゃないから、出て行って!なんてこともない。同じ自閉の親や、先生など自閉にかかわってくれている人ですから、自閉に興味をもっていただけることは嬉しいことです。このPTA会がおもしろいのは、自閉の子供の親でなくても出席できること、先生も多く出席されることです。なので、他の学校の先生なども、会えるし、話もできます。忙しかったけど、楽しい一日でした。