自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡の友達

渡の友達が最近、私に会うたびに「ゆみは、家に帰るのか?一緒に帰れるか?」と聞くようなってきた。どうしたんだろう?と思っていると、彼は、どうもディケアーセンター(養護施設のようなもの)に預けられているらしい。で、長期休み以外は、そこから、学校に通うようになったみたいだ。彼は、勉強もできるし、言葉もよく話す。渡の小さい時からの仲間ですが、自宅で、暴力が出始めて、親がもう家では育てられない。ということになったみたいだ。渡は昔、この子供と同じクラスだったときにずいぶん、足に青アザを作って帰ってきた。彼が、おちつかなく、足をブラウラしながら勉強するために、彼の足が渡にあたるのです。それもここ数年はなくなり、最近、学校ではおちついてきてはいたのですが・・。

こういうケースをきくのは、私は、二度目です。私は、こういう話をきくと、しばらく落ち込みます。家族と暮らせないというのは、やはり悲しいことで、ましてや、彼自身が家に帰りたがっているのを見るのは、辛いものです。けど、家庭というのは、各家庭それぞれ事情もあるし、いろいろなことがあります。なので、親をどうのこうのとは、いえないし、他に子供もいたらその子供の安全も考えなければいけません。お母さんもクラス会にはよく来ていたし、いろんな思いがあいまざって、いろんな子育ての努力をして後、入居だったと思う。デイケアーセンターの人だって、小さい彼には、なにかと配慮もしてくださっているみたいで、いつも綺麗にして学校にやってくる。けど、彼が自宅に帰りたがっているのを聞くのは、悲しいし、しばらくは、私は、落ち込むのでしょう。とにかく、学校では楽しそうにしてるので、いつもと同じように接してゆこうと思っています。