自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

車の修理Part2

車の修理が終わったというので、歩いて取りにゆきました。近くなので、ラフな格好の私は、自閉症児の学校などで使う教材費を寄付で集めるために行ったゴルフトーナメントのポロシャツを着ていました。お店につくと、私のポロシャツの

"Autism Charity Golf"

という、ロゴをみた義理の息子さん(36歳だそうだ)が

「アンタAutism(自閉症)を知ってるのか?」

と聞いてきました。

「もちろん!このコ(渡を指して)自閉なのよ。」

というと、

「うちの奥さんが、自閉症と予防接種の関連を調べる仕事をしてるんだ」

と言われました。彼の意見としては、

1.アメリカは予防接種が、18ケ月までにほとんど終わってしまうので、これが、自閉の原因ではないか?

2.予防接種を大きくなってからしてる国は、自閉が少ないのでは?(現に日本は自閉症の発症率が少ない)

というのをいろいろ話してきました。普段は英語が聞き取れない私ですが、こういう英語だけは聞き取れて、

私の意見としては、

日本は、自閉症がアメリカに比べて少ないわけではなく、自閉症の診断できる小児精神科医の数が少ないことや

アメリカのように保育園や、幼稚園等の教師が、発達の遅れのある子供を見つけたら、学区に通報するような義務がないことを話しました。

車やの息子さんは、すごく驚いて

「俺は、雑誌で日本は、自閉が少ないって書いてあったので、絶対に注射が原因だと思っていたぜ。」

という話で盛り上がりました。

なんか、修理工場の人と、こんな話でお互いの意見を言いあえる。それも自分の国の話をできるって、すごくOpenでいいなぁ・・・。と、とても気持ちがよかったです。そこからいろいろな自閉症談義に花が咲き・・。だけど、ひとしきりはなしたところで、あまり仕事の邪魔をしてはいけないとおもい、お礼をいって、お金を支払いました。

息子さんは、

「Yumi、いつでも立ち寄ってくれよ!」

と言ってくれました。隣にいた

渡は、その息子さんや工場の人、一人一人に、英語で

「車を修理してくれてありがとう。」

とお辞儀をして、お礼を言っていました。

修理工場の人は、渡の日本式のお礼の言い方に、ニコニコと

「なにかあったら、又来るんだよ」

といってくださいました。なんか、思いもかけないところで、興味深い話ができて、楽しかったです。

心温まる一日でした。Shiro Auto Shopの方々、ありがとう!