自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡、アルバイトをする

渡が一日だけのアルバイトを頂きました。仕事内容は引っ越し手伝い。主にゴミ捨てです。箱にいらない書類などを詰め、ゴミ箱まで運ぶ仕事です。

前日の夜から、「明日は、仕事」と張り切っておりました。

今日は、渡よりも年下の人と仕事です。どうなることか?と思い、親立ち会いの元仕事しておりましたが、私がいろいろ口出しすると、他のお子さんも妙にもりあがってしまうので、息子が仕事を覚えた時点で引いて見てました。するとどうでしょう。他のお子さんが、なにも言わないのだけど、渡のペースに合わせて働いてくれました。それでも仕事に遅延は見えない。呼吸が合っているので、遅延が起こりにくいし、ミスも起こりにくい。すごい!普通の職場でも自閉症の人が働くっていうのは難しいのに、学生さんってすごいと思ってしまった。

柔軟性からくるのでしょうか?前にアルバイトをしたときも学生の方がえらく渡のことを助けてくれました。若い人のほうが柔軟性があるのでしょうか?

とにかく息子は幸せに一日を終えたようです。人間って、やっぱり人に助けて頂いてもらってもうれしいですが、自分が他人様のお役に立てたと感じるときも喜びを見いだせると思います。自閉の息子だって、やはり人のお役にたてれば嬉しい。こうやって息子は人間的にも成長するんだろうな。と思った一日でした。