自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

医療の怖さ ICUの空き

新型コロナの報道をみていて、違和感を感じる部分があるのですが、ベットの空き率ばかりの報道です。私はICU (Intensive Care Unit: 集中治療室)に医療ミスから入ったことがあります。元気でピンピンだった私もお医者様から

「年齢も年齢ですし...」ということで、大腸癌検診をしましょうと言われて、専門医に行った時のこと。どこもわるくはなかったのですが、小さな良性のイボのようなものがあり、せっかくだから取っておいた方がいい、というのでとったのですが、切った後にお医者さんが止血(縫合)を忘れるということから数日後に大出血が起こり、集中治療室に入院ということになりました。

集中治療室は、一人の専門家が一人の患者につくわけではなく、お医者様を含む六人くらいの医療従事者の方が寄ってたかって、命が助かるように治療してくれます。

もちろん、アメリカの集中治療室で手当てを受けるということは、命の危険がある人ということなので、私が入ったICUも隣の方が家族に囲まれて虹の橋を渡ところでした。お見舞いの方みなさんが肩を抱き合い、泣いているその横で治療を受けるわけですので、私も「自分は、危ないんだな。」という認識がありました。看護婦さんが

「ちょっとまってねー。お隣が今から死ぬから、その次、あなたね」

どきどき...。「その次、あなた????」私が死ぬのか?それとも、その次に手当てをしてもらえて助かるということなのか?意識も薄れゆく中で、判断がつかず、私はどうなるんだろう?と不安でしたが、輸血も行い、なんとか持ち直して生還した私。

こういう体験から考えても「空き病床」よりも、対応できる看護婦数と医者数のほうが大事なんじゃないかな?と思う最近の報道です。とにかく、新型コロナにかからないことが一番。2度と集中治療室送りはいやなので、外出を控えて、とにかく室内で楽しいことを見つけようと思う今日この頃でございます。

 

 

アメリカご飯

今年は料理で、あまり使ったことのないもの、もしくは使うことの少ないものを食べてみようと思って、今年の初挑戦は、こちら。

「鯛めし」

といいたいのですが、これは、ティラピア。冷凍で、一切れ、一切れ丁寧に真空パックして、箱にいれてあり、2.6kg入ってお店に並んでおります。

日本では、いずみ鯛という名前でも出ているそうです。
今回は、ご飯も日本のお米にしないで、長粒米にしました。日本ではタイ米というものかな?これも昔と違って、なかなかおいしい。電気釜の実力が上がっているので、ベタベタせずに、さらっと食べれておいしかったです。いくらでも食べれる感じ。これはリピ決定です。

昼ごはんにありつくにもなかなか大変なシリコンバレー

会社は3月から社員の方々は全員リモートです。取締役のみ定期的に会社に来ているのですが、困るのは昼ごはんで、レストランの室内営業が禁じられているので、外に買いに行くと店の外の列がすごいので時間が読めない。配達も時間が読めないのでリーダーに

「うなぎ持っていくので、鰻丼にしたら、ささっと昼ごはんが食べれていいかも」

と連絡したら、彼が持って来たのはこれだった。

山椒をすり鉢ですり、鰻丼にかけるということらしい。どこまでこだわるねん!

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年の大晦日に感じたこと。

「季節を感じることが難しかった年だったな」ということでした。昨年は、アメリカはロックダウンにもなり、やっと出れるかと思った秋には、山火事での空気汚染があり..。その時の空気汚染の写真がこちら。

ドン!

左側が、空気汚染時の会社のテラス。同じ時間で、空気汚染がなくなった状態の会社のテラス。

外に出れないことが多かった昨年。季節を感じることが少なかったので、今年はなるべく、外を走ろう、季節を感じることをしようと思っています。

 

まずは今年1番目の、季節を感じること。外出の計画は、ロックダウンになって中止になる可能性があるので、今年やったことは、

「箱根駅伝を往路復路とも両日見ること」

箱根駅伝はいつもちらちらと見る程度でしたが、今年は、しっかりおせちをつくり日本酒やワインも用意して、大画面で観戦しました。

復路、「創価大学が優勝かなー」と思っていたら、駒澤大学すごい。二年前も関西弁で言う「笑かしてくれた大八木監督」今年もすごかったです。

これ、二年前、自分の生徒に檄を飛ばさず、國學院の生徒に檄をとばし、國學院の生徒は素直に大八木監督のいうことを聞いて、どんどんリードするという。國學院の監督は、それをみてただただ驚くみたいな。


【箱根駅伝】爆笑!駒大・大八木監督が國學院大学の選手に檄を飛ばす!?

 

「大八木監督、檄を飛ばす集」みたいなのが、あったらいいな。で、大八木監督が檄を飛ばしている時は、字幕スーパーをいれてほしい。音が割れて聞こえにくいし。と思いました。

こういう楽しみ方をできた箱根駅伝でした。

年末になると思い出すこと

年末になると、大阪に帰省したときのことを思い出す。渡も香穂もまだ小学生の頃のこと。

大阪のミナミには黒門市場という大きな商店街があって、大阪の胃袋といわれているのだけど、そこに渡が小学生の頃に年末につれていったことがあった。渡が立ち止まったのが、ふぐのおろし専門のお店。壁いっぱいに水槽があって、アルミのすべり台が水槽近くにあり、上のほうの水槽をおよいでいるふぐをあみですくって、滑り台の上にのせると、ふぐがすべり台をすべって、すべりだいの下で待っている、捌き職人が、大きな大きな木槌で滑り降りてきたフグの頭を重いっきり叩いて気絶させ、気絶している間に隣の職人が手際良く捌いて、てっさ(フグの刺身)のお皿をつくりだします。まぁ、パフォーマンスだよね。

この店には、毎年すごい人が買いにきていて、みんなそのフグをさばく風景をみながら自分のてっさができあがるのを待つのだけど、渡は遠くから、じーっと見ていた。それに気がついた店の人が、おばちゃんたちに

「あんたら、ちょっと場所開けたって!!!僕が見たいさかいに。 僕、こっちおいで!!おねえちゃん(おばちゃんたち)は、食べたら、気ィ済むやろ。僕はママの買い物につきあって、えらいねんからなぁ。一番見えるところで見ぃ」って手招きしてくれて、みんなに場所あけさせて、一番よく捌いているところを見れる場所に立たせてくれた。お店の人も渡がなんか、障害がある子だな。と気がついたんだと思う。

渡は自閉症だから、言われたことをしっかり守り、呼ばれたら、そちらに行く。それで、本当の特等席で、自分の目のまん前で、ふぐが叩かれて、どんどん捌かれていくのを見た。私は

「大阪のおっちゃんは、なんだかんだあるけど、やっぱ優しいわぁ。情があるわぁ。よかったなぁ」と思い、渡の顔をみたら、引きつっていた。えっ?って思ったら、なんか言っていて、いつも何も言わないのに、なにか言ってるから、驚いて聞いたら、小さい声で、
"Fish Auchi, Fish Auchi!!"(お魚、痛い! お魚痛い!!)
だった。渡がじっとみていた理由は、撲殺されるフグを救助したかっただけだったのだ。買い物終わって、実家に帰ってきてからも、家でまっていたうちの父に
"Fish Auchi!!"って必死で報告するけど、うちの父はなにがなんだか、意味がわからないから、
「渡。なんか、困ってるんかぁ?」って私に聞いきた。我が父。すごい!そうだよ、渡は困ってるんだよ。渡は、私の父に必死で、黒門の市場のフグの救助を頼んでいた....。

それ、いくら孫がかわいいおじいちゃんでも無理。

禁断のインスタントラーメン

あまりに寒い。日中は暖かくなるのだけど、朝夕がさむい。今日は昼間も家の中が寒かった...。なにか温まるもので、すぐに作って食べれるものってなかったのだけど、いただいたインスタントラーメンがあったので、あわててざっと作っていただきました。

なんか、麺がみえなくなってしまったけど、ラーメンです。

渡も完食しました。よかったー。体が暖まりました。

ハムを焼いてみた!

朝、走りに行こうと部屋で準備をしていたら、渡から
「バスタブの排水溝が詰まった!」
と相当焦って報告が...。お風呂命の息子なので、お風呂のトラブルは相当慌てる模様。しょうがないので、そのままランニングは諦めてました。今日はお昼すぎまで家だな、と覚悟して、何度もDrain Opener(パイプクリーナー)を流して、待つ。を繰り返しになるからです。どうせ待ち時間ができるのだったらと思い。できることを考えた。渡も髪の毛を切ってくれと言うので、髪の毛を切りながら、なんとハムをまるごと焼いてみた。
さらに、お風呂場のタイルも少しカビが生えかかっていたので、一点のカビもなく、磨きまくる。ということで、ハムができ、息子の髪の毛がすっきりし、お風呂のタイルと浴槽がピカピカになって、排水溝も無事にながれるようになりました。
さてさて、夕方から仕事だー。

心臓に悪いアメリカのアラート(緊急速報)

先日のお昼12時に

12時に英語とスペイン語で2回緊急速報が送られてきました。さらに40分後また英語とスペイン語で2回。トータル4回の心臓がびっくりするけたたましい音のアラーム。やっぱり1回でわかるかな、、。
 
とにかく引きこもれ!マスクしろ!人との距離は開けろ!ということだそうですわ。