自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

理系の開発リーダが好きなものに惚れ込むと、どうなるか?

久しぶりに開発リーダーの登場でございます。「渡の宝箱は渡くんも大人になったし、理系の人に変えてください。」というシリコンバレーギークの奥様たちの悲痛な声もありますが、いえ、すみません。ここは自閉症の渡の話とシリコンバレーでの生活等々の話です...。けど、理系の人も相変わらず飛ばしまくっています。

今朝は、理系の開発リーダーがすごくご機嫌がいい。

リーダーは自他共に認めるゴルフ好きです。回ったコースは18ホール全て覚えているそうです。誰かが、XXXXゴルフクラブのコースの9番は....と言うと思い出して、

あぁ、あそこの右側の起伏が、どうしてもハマりますよね。10番は、まだいいんですが...。

とか、むちゃくちゃ詳しく述べるので、相手の方が、

「よく、行かれるのですか?」

と聞くと、

「いえ、一度行ったんですが、ゴルフ場だけは、一度回ると全部覚えてしまうんです。」

だそうだ。

それを覚えるくらいだったら、女の子のメールアドレスを一度みたら覚える方が、リーダーの人生には役に立つ気がする......。

そんな開発リーダーも、起業したら趣味の時間なんていうのは、ほぼありません。思うようにはコースには出れません。それでも時間を見つけて、練習している開発リーダー。レストランでの待ち時間も、会議の始まる前の時間も立ち上がって体重移動の練習をしていたりします。スクワットしたりもしています。

まー、ずっと座ってるいるよりはいいかな?と思っていますが、なかなかラウンドするまでには行かない。時間がないわけです。

ストレスが溜まるんじゃないかなーと思っておりますが、しょうがないですね。

そんな開発リーダー、ストレスも溜まることもない模様で、今朝は機嫌がいい。

あまりに嬉しそうなので、「なんか、いいことあったの?どうしたの?」と聞いてみた。開発リーダーはニコニコして嬉しそうに報告してくれた。

それがすごいんですよ!!!! 僕ね、夢の中で、9ホールの素敵なコースがあるんです。それで、きのうまた、そこを8ホールまで回ってきたんです。もちろん毎回、同じコースなんですよ。すっごくいいコースなんです。

と、ものすごく嬉しそうに報告されてしまった。

いろんなコースを回って覚えてしまったので、自分の理想のコースっていうのが夢の中で出来上がってしまったらしい。いやー大丈夫か?と思ったが、ここでひるんではいけないので、ちゃんと会話が続くように返した。

よかったねー。毎日そこを回ればいいね。だって無料だし、お金もかからないし、夢の中だからさぞかし上手くまわれるでしょう。もうリアルでゴルフしなくていいね。

と言ったら

えっ...。と絶句されてしまった。結構笑った。