自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

困った渡

渡と近くのスーパーマーケットに行きました。

買い物をして、レジに並んでいると、買ったものを袋に入れてくれる若い女のコがいました。

その女ノコ、化粧が驚くほど濃い。私も一瞬、

「えっ?どうしたの?」

と思うくらい、濃かった。私は、濃すぎて怖い化粧になっている彼女をなるべく、見てはいけないとおもい、目をそらしていると、渡は、そのコに向かって、こう言った。

"Halloween is October 31. O.K?"(ハロウィーンは、10月31日だよ。わかった?)

私、まっ青。たしかに、ハロウィーンの時の化粧みたいだけど・・。

彼女は、渡の言ってることがわからず、

「何て言ったの?」

と聞いてきたので、私は、すかさず日本語で

「渡、その話は、いいよ」

というと、渡は、なんかヤバかったな。と顔がかわり、理解したみたいで、機転をきかしたつもりで、

"Christmas is December."(クリスマスは、12月)

といってくれました。女のコは、

「訳のわからないことを言う発達に遅れのある子供」

と思ったみたいで、テキトーに無視してくれたので、ほっとした私。

思ったままを言っちゃダメだってば。渡。