自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症の渡のお留守番とまずいワッフルと。

さて、本日は、香穂の家探し。ホテルの朝ご飯をいただきます。

ホテルのコック見習いみたいな人がワッフルを焼いてくれました。

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これ、機械で焼くのですが、穴があいてるし、中はふわっと外はカリっと焼いてほしいのですが、まったくダメダメです。実は、渡がこのワッフルを焼くのが非常にうまく、いつも自分でワッフルを焼けるホテルに泊まってほしいと頼まれます。そこで香穂や私の分を大量に焼いてくれるのですが、焼き加減がうまくて美味しい。

あぁ....。渡のワッフルが懐かしいねぇと香穂と二人で話しておりました。母の私が自閉症の息子のワッフルを懐かしむ日がくるとは思っていなかった...。普通は逆で、「おふくろの味」が懐かしくなると思うのですが...。

アパートは治安の検討が難しく、結局、会社まで車で10分くらいの渡が来ても十分楽しめそうな場所になりました。敷地内に大きなプールが3つもあって、室内ジャグジー、サウナもついて、庭と川があってと母としては安心です。彼女も庭で絵を書いたりできそうで、非常に気に入った模様。

それでも待ちリストが多くあり、審査が厳しく、通るか?とおもっていたのですが、大量の書類を提出してなんとか通りそうという感じでした。

家探しをしている間にも会社から書類がどんどん送られて来て、初日に会社の弁護士にあって、それからオリエンテーションがあってという感じです。

どんどんと事務仕事をこなして、家のほうも契約書の注意するところなどを分担して読み、契約を進めていきます。

LAの賃貸の中には、保証人を立てるところもあるので、一緒に行ったのですが、多くのところでは、もう香穂の顔をみて私の顔をみて、社名をきいてすぐに決定みたいな感じのところもありました。

私たちが家探しを奮闘している中、お留守番の渡からはこの仕事は終わった、あの仕事が終わったという家事終了のメッセと写真がきます。それを見ていておもいだしたのが、小学生の頃、担当してくださったカリフォルニア州でTeacher of the year を受賞したシンシア先生は

「とにかく忙しくさせておくこと」といつもおっしゃってましたが、本当にそうだとおもいました。

私と香穂のほうが、美味しいワッフルは食べれなくてなんだかがっかりしていますが、渡はお留守番しながら生き生きしているのがわかります。

私たちは、猫も恋しいし....で渡に

「猫の写真を送ってくれない?」とメールしてみました。

意外に猫の写真を撮影するというのは難しくて、犬みたいにこちらを向いてくれないので、撮影しにくいのですが、渡の撮影した写真はこれ。

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3匹の中ではいつも渡が「アテナが教えてくれた」とか言って、どうも意思疎通ができているアテナの写真だけは正面から撮れている。

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ということで、なんだかんだで、結構上手にお留守番できている渡でした。さて!私も明日は帰る準備です。