自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

娘の大学がエジンバラ国際フェスでフリンジファーストを受賞した時の劇と大学の同窓生

香穂の大学の時の友達のカイルが、CDを作ってKickstarterで資金を集めているという話をしておりました。

わたしとしては、

カイルってそーいえば、ハンサムで、優しくて素直な子だったよね?

という話になりました。香穂が「このWhy Do you Stand There In The Rain? の時も歌ったよ。」

と言っていて。そうだっけ?というと、見せてあげるといってyoutubeを見せてくれました。懐かしい。もう随分昔の事のよう。

D

これは、エジンバラ国際フェスティバルに出す為の宣伝用のショートフィルム。なので、まだまだ劇も新鮮さというか素人っぽさが残っています。ここからこの劇は、エジンバラの国際フェスのフリンジファーストを受賞し、ペパーダイン大学では創立後始めての受賞ということで随分盛り上がりました。アメリカでの凱旋公演の時は香穂が総監督を務めました。

私は

あぁ、この子は、もう舞台の道に進んじゃうのかな?ブロードウェイに行くのかなぁ。

と思った。だけど、この劇の総監督をし、最終日にスタンディグオベーションをうけながら総監督の香穂が最後に出てきて、みんなから大拍手を受けて、舞台のど真ん中でお辞儀をしながら、彼女が考えた事は

あぁ、やっぱりわたしはこの道じゃないな。

と思ったそう。そんな場面でそういうことを思うというのは、やっぱりちがうんだよ。それで、この劇の直後に香穂の

大学院は、アニメーションに進みます。

の大告白があり。教授たちも、なんとなく気も付いていた模様だったけど、ちょっとひきとめるような

もう1年長く大学で学んでもらって、後輩の指導にあたってもらいたかった。

という言葉がけもして頂き...。けど、香穂は、絶対に嫌です。と言いはり、教授たちからも

そうよねぇ。あなたはやっぱりアニメのほうだよねぇ。

と納得してくれた話を懐かしくしておりました。まぁ、アニメーションでもこの舞台芸術学部で学んだことは、しっかり役に立っているので、これはこれで良かった。

さてこの劇の冒頭のギターを弾くカイルくん。Kickstarterでキャンペーンをしてるというのを知り、まだ大学院生の香穂が、どっかりお金を入れれるわけもないので、絵をプレゼントしたそう。

その絵がこちら。

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カードボードウハウス(ダンボールの家とでも訳しますか....)

が主題なので、そのから描いた模様。

カイルくんのキックスターターはこちら。→Cardboard Houses”- Album 2 - Kyle Rogan

なんか、こういう大学時代の友情を大事にして、いま自分ができることを一生懸命やって友達を助けるっていいなぁ。と思った今日でした。