- 作者: ニキ・リンコ
- 出版社/メーカー: 花風社
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 単行本
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俺ルールを読み終えました。感想はすごい!ニキリンコさんは、すごいと思いました。ニキさんは、非自閉の親御さんが、自閉の子供を育てるのに、ヒントになれば。。というようなことを、「自閉っ子こういうふうにできています。」でおっしゃてらっしゃいます。
私としては、「すごいニキさん、ありがたい」程度の認識だったのですが。この本を読んで、より深く、そのことは、すごく大変なことなんだ、想像を絶することなんだということがわかりました。
というのは、非自閉症(俗にいう自閉症じゃない人ですね)の人は、自閉症の人のことを知るためには、いろんな文献や、本がでていますよね。テレビで特集があったり、お医者さんの研究発表があったり・・。それとなく憶測ができる。(あってるかどうか?は別にして)ところが、自閉症の人対象の、非自閉症の世界を紹介する本っていうのを探すことは、難しいのではないか?と。たとえば世間でいう「あたりまえ」というのは、こういうことをさします。こういう理由からなのですと、説明するものが、自閉症の人に合わせた形や方法で、社会に出回っていないのでは?ということです。この本は、そういう非自閉の人たちの社会の参考書もなにもない状態で、非自閉の世界をこうじゃないか?こういうふうになりたっているのではないか?と推測しながら、書いてある、そのほとんどが当たっている。これは、もしかしたら、すごい能力じゃないかと思いました。
詳しくは、また別の日に書いてゆきますね。とりあえず、みなさんも、図書館でも、本屋でもいいので手に入れてみてください。けどまったく自閉症をしらないという方には、少し上級者むけの気もしますが。