自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡のコミュニケーションの問題よりすごいこと。

渡の政府関係の書類で、必要なものが届いてないことが判明して連絡しました。電話したら、機械音で、「あなたの電話が繋がるまで待ち時間は45分。」とのこと。

スピーカーフォンにして、仕事しながら順番がくるまで待ち、書類が届いてないことを報告。はーい。とお返事だけはいいけど、2週間まっても何の連絡もない。FAX番号や留守電も知っているので、そこにも連絡。けど、なにもお返事がない。

さらにまた電話してもお返事はない。いやー渡はコミュニケーションに問題があるけど、4回話しかけて、何もないっていうのはないかな...。どっちが支援がいるんだかと思った今日でした。すごいわ。渡を上回っている...。

私が好きなピザ屋でさえ、シリコンバレーの歴史が感じられる件

私が好きなピザ屋でさえ、シリコンバレーの歴史が感じられる...。
私がよく行く近所のピザ屋。かれこれ20年以上通っています。その間にも店が閉店、移転などもあったのですが、せっせと通っている私。どういうことかというと、こんな写真。があったりします。

アップルの創業者、Wozniak も来ていたピザ屋さんです。
さらに、

Tandem Computersという会社の人たちもここに1977年に来ている。今はCompaq < HP に買収された会社です。
すごいなー。シリコンバレーだなーと思いながら、ピザをいただく日でした。

私が早朝から起きてやっていたこと。

今朝はむちゃくちゃ早く起きて大仕事です。

何をしているか?というと重度喘息もちの息子からのリクエス

お風呂を掃除してください。

といいうこと。

息子は重度のアレルギーのため、カビがダメ。体調が悪い時に大量のカビの中にいると一気に喘息発作が起こります。ここのところの大雨で、お風呂場にカビが発生した模様。なので息子に「自分で風呂のカビは処理しなさい」とは言えないので、母が早朝おきて、一気にお風呂の大掃除。薬品は使いたくないので、重曹やお酢などを工夫して使っていきます。1時間半で綺麗に除去。終わったー!!母業ってなかなか大変だわーと認識する今朝。今日は、ゆっくりお風呂でくつろいでください!

自閉症の渡の勉強力の件。

さて、日曜日。渡は朝から数学を教えてもらえる日です。1週間で一番すきな日らしく、サマータイムにかわり1時間早くなってもしっかり7時に起床。冬時間だったら、いまは、朝6時だよ...。勘弁...。休憩を取りたがらない渡のことを考えて、今日はドーナツを一箱。

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ここのドーナツはおいしい。

まずは国語をし、それから数学。またさらに国語をしたいという。すごっ。結局3時くらいにやめようといったけどやめてくれず。公文の合間合間で、歌などを歌いながら、ご機嫌です。

けど、前にやったところを忘れるのは、すごくはやい。困ったなー。好きだけどすぐに忘れるという感じ。しっかりしろよ!と言いたいけど、私も慌てると猫たちの名前と渡の名前を間違えるので、あまり強く言えない。困ったなー。

自閉症の渡の魚釣りの許可証の話

カリフォルニア州では、魚釣りをするためには、一年間有効の許可書が要ります。これが結構高額です。我が家は渡も私も魚釣りをするので、この許可書が必要なのですが、渡は障害者用の許可証書になります。基本、この障害者用の許可書は無料なのですが、医師のサインが入った診断書が必要になります。ここ数年、この医師の障害者であるという診断書は、医者に会って診てもらい、さらに、診断書を書いてもらうためにお金を取られるようになり、これが結構高額で、親には負担なのですが毎年医師にお願いしておりました。昨年は娘が医師に連れて行き、医師の診断書を添えてオンラインで申し込んでくれて釣りの許可証を取得した渡ですが、その時に娘が

今年から渡のアカウントをつくるみたいだから、つくっておくよー。

と言っておりました。なんだかどんどん複雑になるのかな?と思っておりました。こういう政府がつくるサイトのUIってダメダメだからです。

今年もそろそろ暖かくなるので、マス釣りに出かけるかーと思っていた私。またオンラインで釣りの許可証を登録したら。なんと、渡の医師の診断証の必要無くなっていた!一度登録したら、2度と医師の許可書は必要無くなっていました。自閉症一生物の障害だし、毎年医者の診断書を取得するのは確かに違う。やはり、親や障害者のケアーギバーか抗議したんだろなーと思いました。

こういう辻褄が合わないことに対しては、抗議する人がいるのがすごいわ。たしかに、釣りするために、毎年医者に会うのは違うよねー。あぁ、便利になったわー。

どうしても気になったハンバーガー

一昨日、渡に教えてもらっていったピザ屋さんにチーズバーガーみたいなのもあって、たぶんここのは丁寧に作ってあるはずと思って気になっていました。なので、昼間に行ってきました。

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パンはしっかりやいてあり、バーガーの肉も注文をうけてから焼くのでおいしい。ポテトも揚げたて。丁寧につくってあるのだけど、ソースがBBQソースしかないので、ちょっと甘め。それが残念だけど、生ビールも24種類あって、最高。

納得のお昼ご飯でした。

Campbell Pizza Co

渡に連れられてやってきたすごいピザ屋さん

渡がバンドの練習だったので、送って行って待ちくたびれた私。待ってる間も飲んでいた...。

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地ビールの生。

カリフォルニアにいたら、幸せだなーと思える、オリーブのマリネ。

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いやー、美味しい。けど、お腹が減った。練習が終わった渡にお腹が減った、ピザ食べたいといったら、連れてきてくれた。

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また飲む母。ここは穴場だわーー。ピザの生地がきちんと手作りで、焼き方がうまい!さらにトッピングの具材が新鮮!素晴らしい。謎なことは、なぜこんな穴場を自閉症の息子が知っているか?ということだわ。

お店は、こちらです。

Campbell Pizza

とにかく思春期の息子に

「かーちゃん、しょうがねーなー。うまいピザ屋連れて行ってあげるよ」

と言われた感じだったけど、むちゃくちゃ美味しかった。侮ってはいけないと思った渡の臭覚。

渡、リサイクルセンターに行き、すごい人たちに会う

渡は、高校生の時にリサイクルということを学び、やっと理解して以来、家での水のペットボトルは、リサイクルに出していました。我が家の近くにはちょっと高級な感じのスーパーがあったので、そこで出していました。おやつ代程度のお金が得られます。そのお店が閉店になりました。なので家に、どんどんたまる水のペットボトル。早く換金したいと言う渡。母は調べて、わりと評判がいい本格的なリサイクルセンターに渡と行ってきました。ペットボトルを8袋のビニールに詰めて、車に乗せて現地に到着。

現地は巨大ゴミ処理場のような感じです。すごいゴミの匂いと、ジュースの糖分が溶けて地面に染み込んでいるので、歩くと靴がネチャッネチャッという感じで地面にひっつきます。けど、そこはオイルも落ちているので、つるつるになっているとところもあり、歩くのも注意せねばなりません。ホームレスと思われる人たちが、たくさんのペットボトルを搬入していたりもします。私は、専門的収集にしているのじゃないか?と思われる人の多さとその場で働く人たちの真剣さと換金する人たちの本気に圧倒されて、入るのをためらってしまった。ところが渡は現地を見るなりどんどん中へ。渡は意外に、安全なところと安全じゃないところなどを見極めるのが上手いので、

「あぁ、一般の人が来てもいいところなんだ」

と理解する私。

けど入ったものの、どこに何をもっていけばいいかがわからない。もともとのリサイクルの意味を理解している渡は、すぐにペットボトルの専門の計量の列に並んだ。本当にここでいいのか?と思ったけど、並んでいる人の手を見とみなさん”人が何人か入っているのでは?”と思われるほど大量のペットボトルが入った袋を持ってるので、正解。すごい長い列だなーと思っていたら、すぐに係の人が、渡のほうをゆびさして、スペイン語で遠くにいる他の人に大声で話しかけている。

あっ...やっぱり入るのには許可証がいったのか?と恐れ多おののく私。ところが、遠くからスパニッシュを話しながら、近寄ってくる人が近寄ってきました。

スペイン語でその人を呼んだおじさんが今度は渡にむかって英語で

お前が持っている袋、やつが数えてくれるから、そっちに持って行って。えらいな。こんなに持ってきて。

と褒めてくれました。まわりを見渡すと、みなさん、すごい量を持ってきていて、さらにトラックやフォークリフトがたくさんがくるくると走り回っています。結構真面目な工場という感じ。小さい家庭用ゴミをもってきているのは、渡だけ。働いてる方達の判断で、渡は障がい者で、落ち着きがないので列を前にしてくださった模様。たしかに、この本気のリサイクルセンターにお母さんと一緒にやってくる成人男性は他にはいません。大きな機械が、渡の持参したペットボトルを数えている間、係の方が、「頑張ったね。たくさん集めたね」と労ってくれています。全然たくさんじゃないのだけど、なんとなく渡が必死で家でためていたことはわかるのでしょう。褒められたら、すぐにご機嫌になる渡。

それから、測った数量を紙に書いてくださって、その紙をキャッシャーへ持って行けとのこと。

紙を持ってキャッシャーに並ぶと、後ろのおじさんが声をかけてきた。

おまえ、ポケットから、イヤフォンが出て床についてるぞ。汚いぞ。こんなところの床にイヤフォンをつけたら...。病気になるぞ!!

ときちんと理由を述べて注意してくださった。渡は理由がわかれば、嬉しいので、

ありがとう。僕、お姉ちゃんのところに行くんだ。

と突然会話し出しました。わけわからん...。おじちゃんも渡の突拍子もない言葉を真剣に聞いてくれて、

あぁ、お前、ペットボトル持ってきて、お金ためて、そのお金でお姉ちゃんに会いに行くのか!

と気がついてくれた。おじちゃん、にっこり笑って。

がんばれよー!!いっぱい持ってきたら、すぐにお姉ちゃんのところに行けるぞ!

と励ましてくれた。渡、大喜び。

Yes!

と答えてました。なんだか、すごい匂いの中での作業でしたが、朝から番までこの中で働いている人もいて、こういう人たちがリサイクルをしっかり守ってゴミを減らしてくれてるんだと思うと私もしっかりゴミの区分をして、ペットボトルは渡とここに持って来ようと決めた日でした。

やっと渡の順番がきて集めたペットボトル代金の$6をもらってご満悦。$6 かー。まだまだお姉ちゃんの家は遠いなー。がんばれ、渡!

アカデミー賞アニメーション部門は、Coco リメンバー・ミーが受賞しました。イチ押しの私はうれしい。

日本では、3月16日封切りのリメンバー・ミー(邦題) Coco(原題)が、受賞しました。

これはすごい!

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予告編はこちら。

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これは、劇場で見た方がいいです。DVDでみると半減してしまいます。イチ押しだった私は本当にうれしい。今年見るべき映画の一つです。

涙を拭うタオル持参で3月16日は劇場へ向かってくださいませ。