自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

お姉ちゃんマジック

自閉症の息子が通うプログラムからの質問票。4ページに渡る抽象的な質問。例えば、将来どうなりたいか?幸せだと感じること。幸せであるためにはどうすればいいか?
これ、普通の人でも難しくないか?と思う。私でも難しい。息子はすごくネガティブな気分になったらしく。そりゃそうだ。訳のわからない、渡にとっては、東大入試問題級に難しいことを聞かれてるわけで。ということで、ロサンジェルスに住むお姉ちゃん、登場。
一つ一つ問題をわかりやすく解説し噛み砕き、このように受け止めてみてはどうだろうか?などなどの提案を入れてくれて、なんとか記入。お姉ちゃん、すごいわ。
さらに質問は続く。今度は親や周りの人たちへ。
周りに関わる人たちの渡への評価を書く欄があるのだけど、「彼のいいところ」を書く欄。
渡が小さい時は「どうしてこんな意地悪な質問があるのだろうか?」と思った。今はこの欄が、文字だらけになりました。周りの人たちに聞きまくった結果、記入したこと。
「喧嘩しない。平和主義。高齢者に優しい。嘘をつかない。仕事に責任感があり、最後までやり遂げる。女性優先を実践。困ってる人を助ける。」などなど、さまざまな意見をいただきました。多分、急に芽生えた意識ではなく、小さい時からあった気持ちなんだろう。これは、周りの人たちが息子を愛しんで大切にしてくださっていたから育った気持ちだろうな。幸せな人生だな。と思った本日。