自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

新型コロナで自宅に待機令が出ている私たちの家の中はどうなっているのか?

私たちの住む地域は、3月17日からSellter In Place(SIP: 自宅待機令)が出ています。

健康を維持するための運動と、食料を買い出しに行くための外出はO.Kです。

我が家は渡は、喘息持ちのため、食材の買い出しについてくる必要はないので、誰もいない公園を前もってみつけておいたので、そこの5kmを歩くことは、一緒にしています。

そんな中、家の中では、どんなことになっているか?というと、

自閉症の渡からの「ママ、ママ、ママ」の攻撃です。彼もかれなりに少しは新型コロナというやつのために、自宅にいないといけないということはわかっているので、不安定で、とにかく「ママ」で必死です。私としては、「ママ」を聞かない1分を作ろうと思い、裏庭に出てみた。今、綺麗なカラーや、バラの花を見ようと思ったのだけど、裏庭に出た途端、斜め裏の家からも隣の家からも、真裏の家からも、大きな声で、
「ママー!!!!!ママ、ママ、ママ!聞いて聞いて!ママ、これは??ママ、お姉ちゃんが〜〜〜〜!」

と叫ぶ声が聞こえる...。ママを聞けないところは今はないのか...。すぐさま、家の中に逃げ帰った私(笑)こんな中、最近、日に日に痩せてきているカリフォルニア州知事のギャビン・ニューサムから、

「カリフォリルニア全土のお母さん、日頃より、家事や子育ての労力が大変だと思います。ありがとうございます。僕もシングルマザーで育ったので、あなたたちのご苦労はわかります。ありがとう」というのがお昼の定例会見で言われました。ちょっと感動。そうだよね。世界中のお母さん、今はみんな大変だと思う。頑張ろう!

 

猫の方たちも飼い主が不安だとなんか不安なことがあるんだ、だからみんな家にいるのだと解るようで、渡が私に「ママ」と話しかけながら、くっついて家の中を歩くと猫三匹(ハーミー、アテナ、アポロ)も常にママ、ママ(にゃー、にゃー)とくっついて歩いてくる。

家の中が、大名行列だ。思わず猫三匹に説明してしまった。
「大名行列も、並んで歩く時は、必ず金目のものを箱に入れて持って歩いて付いて並ぶのだよ。手ぶらで歩くな!」と怒ったら、アポロだけが、下向き加減で、どこかに行き、おもちゃのネズミを取って、私の目の前に置いてくれた。いや、ボロボロのネズミのおもちゃが献上品か...。徳川はこれで許してくれるのか?と問いたい。アメリカ籍の猫だけど....。