自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症の渡がボランティアをする日

今朝は、クリスマスツリーを買いに行き、渡のご希望のジャンクフードの朝ご飯です。きのういろいろお手伝いしてくれたのでそのお返しに朝ご飯を外で食べる約束をしていました。渡のお気に入りはこれ。

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朝早かったこともあり、お店は私と渡以外はもう一人だけでしたが、驚いたのは、お店のお姉ちゃん。私達が英語で注文してるのに、最後の最後まで徹底的にスペイン語で返してきました。

ジャックイン・ザ・ボックスでは、南カリフォルニアのほうで、バイトの人たちに英語の訓練をするプログラムがあると聞いたことがありますが、今日は本当に

「こういうプログラムが必要なんだろうな。」

と思いました。


今日は渡がボランティアをする日です。月に一度、こちらの少しお年を召した方たちの集まりの会報誌の送付です。ホッチキスでとめてファイルし、住所ラベル、切手をはって送付するというボランティアをしております。

それなりの量もあるのですが、渡は楽しみにしています。毎月末日にやるボランティアが、先月は感謝祭の連休があったために、月初になりました。渡は

「Mailのお手伝いは?」

と毎日のように聞き、心配しておりました。

無事にメールの送付日がやってきました。

何百枚もの紙をファイルし、フォッチキスでとめ、折り込み、あっと言う間にほぼボランティアが終わった渡。

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この笑顔です。やはり人様の役に立つのは、渡も嬉しいようです。この作業をしているときだけは、

「ママ、切手がなくなった。」とか言うこともきちんとした文章で言います。すごいなー。揺れることもない。集中しています。

渡は微細運動が苦手ですので、宛名シールが少し歪んだりしますが、会の方たちは心優しい方ばかりで、どなたも文句も言わずに耐えてくださっています。誰だって、怪文書のような歪んだシールがはられて来るメールはちょっと嫌ですよね。それでも耐えていただいて、ありがたい限りです。

そのおかげで、何度もやるうちに、多くのメールの宛名はまっすぐ貼れるようになってきました。

会の方たちには、もう少しでお手元に到着するかと。

楽しいボランティアができてよかったね、渡!