今年は、税金の申告を私も自力でやっています。複雑怪奇。これって、やっていくうちに思ったのですが、やはり、裕福階層が得をする気がします。
「いいなぁ・・・。お金持ちの人は」
と思ったのですが、いえいえ、この感じ方は間違っているなー。と思いました。
というのも、私には、大好きな祖母がいました。(すでに他界)
彼女は、農家で生まれ育ち、亡くなっていった人です。私の人生の鏡でもあります。厳しい祖母でしたが、優しさあふれる人でした。
小学校の頃、祖母の家のご近所で、新築の家が建ったときに
「いいねぇー」
なんて、羨やましいがっていたら
祖母は、
「他人の1万円より自分の100円よ」
と言った人です。
これは、他人をうやましがるのは、誰でもできるけれども、自分のお金の100円のありがたさを感じなさい。小学生の私にとって、おこづかいの100円というのは、深い意味があります。
親がその100円を稼ぐために、母は朝早く起き父にお弁当をいれ、スーツに着替えた父は、満員電車にのり、苦労して稼いできてくれたお金です。人は、決して一人だけの力で儲けることができません。コンピュータを使ってもそのコンピューターは、誰かが作り出してくれています。走らせているソフトは、誰かが、作ってくれたものです。自分が作り出した製品がうれたのは、誰からがお金を出してくれたからです。あたりまえのことだけど・・。
なので、常に周りに感謝し、しなやかに力強く生きていた祖母は、私の心の支えです。祖母の話は、また他の日に。
それにしても、アメリカは、全員が行わないといけない税金申告です。
これって、やはりすごい労力だと思います。