自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

ボランティアミーティングに行って来ました。私がボランティアで入っているNPOに、新しいトップの方が入られました。その方は、私のお友達の御主人で・・。ミーティングが終わってから、

「うちで呑もう!」

と誘ってくださり。

シリコンバレーは、飲み屋が早く閉まるので、遅い時間に外で呑むのは、大変です。御主人は、奥さんと私が忙しくて、なかなかゆっくり会えないので、配慮してくださったみたいです。伺うと、友達も、そろそろ寝る時間だったのですが、喜んで迎えいれてくださり・・。うれしかったぁぁ・・。さらに!ここのお宅は、居心地がいいいんだ!自宅に帰りたくないと思うくらい。お尻に根っこが生えた私は、いろいろな話を友達と御主人とでしていました。

中でも、もりあがったのが、香穂のお産の話。

我が家の香穂は、仮死で生まれたのですが、私も結構危なくなっていました。どういうお産だったか?というと、こちらは、ほとんどの場合、立会いでの、お産になります。血が苦手な、うちの主人は、最後まで、立会いを拒否していましたが、私は、立ち会って貰う、貰わないより、現実問題、英語がわからない。ましてや、お産の時に、英語なんて、使えないし、聞こえない。

なので、主人には、

「お願いだから、壁を向いて立ってくれていいから、立ち会って、通訳をしてほしい」

と頼みました。最後にやっと立会いを認めた、ダンナ。

そして、分娩が近づいてきました。私はおなかが痛い。ましてや、異常分娩だったので、医者が、あわてて飛んできました。医者は、すぐに手当てにはいりました。

私は、痛いので、いきみたい。横に立っている看護婦さんに聞きたい。なので、ダンナに

「私は今、いきんでいいの?って看護婦さんに聞いて!」

というと、なにをおもったか、ダンナはそのまま、日本語で、聞いてしまった。そうすると、看護婦さんが、英語で、

「ちょっと、あんた!アンタのダンナ、何、言ってるの?通訳して!」

と聞いてきた。

なので、私が、痛い中、息、絶え絶えで、英語で、

「主人は、{私って今、いきんでいいんですか?}って聞いているんです。」と答えると、看護婦さんが、

「アンタ、今、いきんでいいわよ。さっ、ダンナに伝えて」

というので、私は、日本語で、

「私って、今、いきんでいいんだって!」

と答えました。<通訳しなきゃ、何か、話さなきゃ!>と思っているダンナは、また

日本語で看護婦さんに話し掛けた。

そのたびに、看護婦さんは、私に訳せと指示し、答えをダンナに伝えろというので、私は日本語に訳して話していました。通訳しなきゃ!という焦りと、目の前で起こっている異常分娩にパニックになったらしく、{通訳。。通訳。。}だけが頭にのこったダンナは、結局、私に英語で、看護婦に日本語で話しつづけ、そのたび、私が看護婦さんに英語に通訳をするという、状態がつづきました。

それ、逆だって!英語が話せないのは、私で、看護婦さんは、日本語が話せないのっ!パパ、気をしっかりもって!あんたは、親になるんだから!と思った私でした。

とってもやるべきことの多いお産でした・・。

と言う話でもりあがってました。

お邪魔したご家族の皆様。夜遅くまでお邪魔しました。楽しかったですぅ~!