自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

香穂の通う日本人学校で、入学式がありました。この学校は、土曜日のみに通う補習校です。朝のクラス発表では、子どもたちの歓声が聞こえたり、落胆が聞こえたり・・。日本の始業式を思いだしました。

香穂は中学3年ですが、なんと!ひとクラスしか、ありません。22名が女のコで8名が男の子です。入学式の間は、私は、昨年度の役員だったので、あと少しお手伝いで、受け付け等などしておりました。式がおわり、様子をみにゆくと、相変わらず、香穂の学年の子どもたちは、入学の学年ではないので、すぐに教室にもどらなくていいので、自主的に会場に残って折りたたみ椅子の片付けをしておりました。

私は、新入生に配るお花を各お教室に持参しようとしたら、後ろから、

「あっ、手伝います!」

と高校生の女の子。本当にこの学校の子どもたちは、よく気がつき、よく働いてくれます。ありがとうというと、たくさんの花束をもってくれ、運んでくれました。アメリカの学校は、横の広いので、移動が大変です。本当に助かりました。

さて、新学年のスタートです。こちらで生まれ育ち、小学4年まで日本に行ったことのない香穂(彼女の日本の滞在日数は、一生のうち20日ほどです。)と、日本から、来たばかりの生徒がいるクラスで一緒に日本語で、教科書を使って勉強するというのは、言語も、勉強の差もありますし、文化も相当違うでしょう。どうやって工夫して、1年間、ともに学校生活を送るのか、楽しみでもあります。香穂は、家で、私と日本語で話すといっても、親子ですから、そんなに話は、しませんし、家では、渡とは、英語で話しています。やはり彼女にとって、日本語は、大変だとは、思います。

この補習校にきた子どもたち全員が、楽しく1年を過ごして欲しいものです。