自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

日本語学校の修学旅行

香穂が土曜日のみ通う(夏は、2週間集中講義で通う)

日本人学校の修学旅行がありました。

2年前までは、学校が行なってくれていたのですが、なぜか、

香穂の代では中止になり、自発的に親と子供が協力して、

行うことになりました。クラスは9人ですが、全員が参加できる日付を選び、

クラス委員のお母さんが中心になって行いました。

準備等、クラス委員の方が、完璧に行ってくれて、他のお母さんも、

みんなで必要なものを持参し、ボランティアのお母さんたちと

泊まり込んでの修学旅行です。


子どもたちが、自分で晩ご飯、朝ご飯を作るという手作りの旅行ですが、

これはこれで楽しいもので、2泊3日を思う存分楽しみました。

高校2年で終わりのこの学校。

アメリカの大学は、日本の学校よりも半年早く始まるために、

(日本の学校の高校3年の9月からアメリカ大学は始まるので。)

2年間で高校生活は終了。

香穂は、17年の人生のうちで、3週間ほどしか日本に行ったことがなく、

それも赤ちゃんの時以来、初めていったのが小学校4年生という年齢でした。

香穂にとっては、日本は、外国です。

けど、くじけず勉強をし、宿題も少しさぼりながらもなんとか、こなしました。

金曜日の夜になると、ぜんそくが悪化し、入院騒ぎを起こしたりする渡に負けず、

病院で徹夜して、次の日に、日本語学校に通ったこともあります。

渡は睡眠障害もあったために、夜中に宿題や教科書に落書きされたり、

叫び声等で、何度も起こされ、睡眠不足のために、日本人学校で寝てしまい、

怒られたことも1度や2度では、ありません。

こんな環境の中、よく小学校1年から高校2年まで通ったと思います。

こんな香穂が高校2年まで通えたのも、これもお友達の助けと

他のお母さん方の助けがあってのことです。

感慨深い修学旅行でした。

香穂は、9月から、新学期。

半年で卒業だね。あと少し、がんばって通ってね。