自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

鳥羽水族館へ

今回の宿は潮路亭というところで、料理が美味しそうだったことと、日本酒の揃えがよかったこと、温泉に入れることなどの理由で宿泊しました。大変いい旅館で、私たちが親子で旅行してると分かったら、なにかと気にかけていただきました。スタッフの方が優しくもうゆっくりできたいい旅館でした。

朝ごはんはこれです。

おかずが牛車のようなおしゃれな入れ物に入って運ばれてきて、2階建てになっている構造でした。楽しい。

さて、朝ごはんもたべたので、今回の旅行の目的である場所へ。

娘からリクエストのあった「鳥羽水族館へ行きたい」ということだったので、いざ鳥羽水族館へ。

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娘は、生き物が好きで、なんだか生き物からも好かれるという一面をもっているのですが、まぁ手のかかる自閉症の弟の子育てを手伝っているので、生き物たちも甘えてもいいのかもと思うのかもです。

まずはアシカショー

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いやーむちゃくちゃ面白かった。

youtu.be

もちろんこれは一部ですが、このショーはわざわざ観に行っても価値がある!他にもいろいろなショーもあり、多くの海の生き物がいます。

ジュゴンや海がめ

もおりました。セイウチのふれあいショーも楽しかったです。セイウチ大きい!

ラッパを吹いてくれている写真です。

今回、わたしは、日本に行ったらセイウチくらいの大きさになるくらい食べて飲んでアメリカにもどって来る!!と思っていたので、セイウチ見て、

「まだまだ食べても飲んでもセイウチになれない。大丈夫だ」とわかるくらい大きかったです。

不思議だったのが、娘がガラスの近くに立つと、動物がどんどん寄ってくる。ペンギンなどは娘の指示通りに動いて一緒に遊んで楽しそうでした。娘の指一本の指示でいくらでもペンギンが言うこと聞いてジャンプしたリモぐったりしていました。賢いペンギンだ。娘と遊んでくれてありがとう。

とにかく半日以上じっくり遊べて入園料が2800円。

うちのアメリカの家の近くにあるモントレー水族館の入園料が$59.95(60ドルとして、約7800円)です。3分の1の値段でこんなに丁寧に説明されて、種類も多く楽しめるところは、他にはないかも。

モントレーは多くの企業が入っていたり、大量の寄付金がはいっているので、建物などは、むちゃくちゃ綺麗でおしゃれですが、水族館として楽しいのは断然、鳥羽水族館。

モントレーのほうは、わたしは子供が小さい時は、毎年年間パスを購入して何年も通っておりましたが、それでも鳥羽水族館のほうが断然いい。とにかく説明も丁寧だし、飼育員の方達の動物愛が半端ない。日本に住んでいたら、行くべきところは鳥羽水族館と思います。たしかに施設は年季が入っているので、古いと言えば古いです。だけど、あんなに丁寧に展示してあり、さらに人間から愛されている、いろいろな種類の生き物に会える水族館はすくないと思う。1200種類の生き物がいるそうです。その数日本一。さらにいいのは飼育員さんたちの素朴なというか、真摯な動物への愛情がいろいろなところで観れるし、感じられる。こういう水族館なら子供を何度も連れて行っても、感じるものが、年齢や成長ごとに違うだろうなと思います。

 

まだまだ遊びたかったけど、ミキモト真珠館も観に行った方がいい感じもするし、今日は伊勢までいかないといけないしというので、お昼すぎには出てきて、ミキモト真珠館にも行ってきました。真珠ができていく過程を知れて面白かったけど、親子で、宝石にあまり興味がないので、

「ふーーん」「へー」「すごいね」

という感想で終わってしまった。商売の広げ方とかは、面白かったけどね。

さてさて、もうお日様が傾きかけたので、慌てて伊勢に向かう。

下宮と内宮、おかげ横丁は明日も来るつもりだけど、とりあえずざさっと下見。ちょうどお店が閉まっていくところで、

「あーこう言う感じのところだから、内宮回っておかげ横丁にいってから下宮かな」とか、計画を立てておりました。さーて周りも暗くなってきました。

 

わたしはあともう一つ。判断しないとということがあるので、真面目モードです。

それは、「どこで地酒を飲むのか?」と言うこと。娘は一滴もお酒がのめないのだけど、居酒屋で出るような食べ物が大好き。お互いに居酒屋に行きたいというのは同じです。

伊勢の駅まで戻ると、3軒くらいにお店を絞ることができました。1軒はおしゃれで、母と娘の旅行で入るのは、いい感じの明るいおしゃれなお店。地酒もおいてあります。

2軒目は、すごく混んでいそうだけど、まーおしゃれというのにはちょっと遠い。もう一見は、チェーン店だったけど、地酒の揃えがいい。娘はおしゃれなところがいいかなぁと思い、聞いてみると「おしゃれだと量が少ししかなかったら二人で分けたりとかできないんじゃないか?」と言う意見。たしかになぁ。娘はアメリカでは、和食はあまり食べれない環境で暮らしているので、いろいろな種類を食べるためには、わたしと一皿を分けた方が食べたいものだけ食べて、食べたくないものは母に渡せばいいわけだ。

で悩んだ末に入ったところはここ。

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とにかく日本酒のチョイスがわたしが好きなものが多く、三重県の地酒もしっかりと酒類を取り揃えているのがお店の外からわかった!よし!と思い入ってみたらなんと、「予約がないと今日は満席」ということでした。

わたしがつい「えっ!残念!!地酒の揃えがいいから、ここって思ったんだけど」といったら店長さんがすみの席を開けてくださいました。飲む客というのは、それなりにお店もお金になると思ったのかも。やったね!

なんと目の前に焼き網があります。アメリカ生まれ育ちの娘はこういうのを見たことがないので、

「えっ?ここでなにか焼くの?焼肉?かわいい焼き網だね」というので、そうだ、彼女はこういうのは焼肉しかしらないなぁと思い、

「ちがうよ。たぶん、海鮮」と話すと超盛り上がり。

さてさて、大好きなお酒を決める時間。とりあえず、立春朝搾り。この時期来たら飲まねば。

あとは飲んでみたかった猿田彦

あとは、「作」「而今」と飲んでいき、飲むピッチの速さと量に店長驚く。そのあと飲んだお酒は忘れてしまったという....。娘とも大盛り上がりでした。そこへ、ヨーロッパの男性が一人で、いらしたのだけど、お店の方が全く英語が分からず、彼もどうも英語が第二言語。通じない。ということで、娘が英語で話してなんとか聞き出し、通訳して、彼が欲しいというものを日本語で娘が注文しておりました。店長さん、大喜びでした。わたしも話にジョインしながら日本酒を飲んで、嬉々として美味しい夕飯を食べながら更けていく夜でした。