自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

プールで言われたこと

今朝、プールのロッカーで着替えて帰ろうと思ったら、たまーにこのジムで会うおばあちゃんに引き留められた。で、突然、
「あなたの子供は自閉症よね?」
と言われた。我が家の渡は、28歳の自閉症です。わたしは思わず身構えて、(子供の時から、渡のことでお話ししようという人は、なにか苦情がある場合が多かったので)
「そうだけど?」というと、
「ほんと、優しく立派な成人に育ったわよね。いい子だわぁぁ」
と言われた。彼女は、昔から、ずっと渡のことは気にしていて、わたしと娘が夜中や早朝に(当時は、朝5時からプールがあいていたし、深夜までやっていた)プールにつれていき、力があまりまくる息子のガス抜きをしていたのを、たまにみていたそうだ。それで、今は息子は随分おちついて、周りにも気配りができるようになったので、
「すごいわね。一度、あなたたちに言おうと思っていたの。ほんと、すばらしい家族だわー。尊敬するし、あなたたちを誇りに思う」
と言われた。大変な子育てをしている家族を勇気づけるお世辞だとはおもうのだけど、日本だとこういうことを、あまりお話しをしたことがない人に、突然言うことはあまりないので、お世辞でも、ちょっと嬉しかったわたし。いい日だわ。