自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

主婦の力ってすごいぞと思う

3月17日から、自宅待機になっているカリフォルニア民の私たち。待機になった瞬間に、

「あぁ、自分の時間はなくなった。」

と思いました。「困難な時期に、政府は主婦の力に頼る」というのを自閉症育てて、いつも体験していた私は、一番に思っておりました。けど、社会では、主婦の力に頼っている事は、あまり言われない。無理ゲーとか、そういう単発的な話ばっか。で、やはり、思ったとおり、クリーニング屋さんは、どんどん倒産しているし、マスクはなかなか手に入らないので、結局、主婦が手作りしてるところがほとんどだし、ご飯も1日3食お持ち帰りにはできないので、主婦が作ることが多いし、子供の世話も

「ママーーー!!」「聞いて、ママ!」「ママ、お兄ちゃんが----!!お姉ちゃんが---!」

とかいう攻撃で、裁判所よりもマッハの速さで、子供達に判決をいい渡し、実行しないといけない大変さもすごいしww
子供や自分の髪の毛だって、母が切るし。綺麗に着ないといけない衣服も、クリーニング屋さんにも出せないので、母がアイロンをあてる。

一日いる子供の「あのね」「どうして?」「これしていい?」に付き合い、雨の多い日本などは、空を見つけ目ながらの洗濯の計画も立てる。雨の日は、室内に山のように干された洗濯ものの、濡れた衣服の匂いと湿った空気の鬱陶しさの中で、働くお母さんとその家族。ほとんどの子育てしているお母さんは、「子供が学校に通っている時より、楽で暇だー。自分の時間をもてて、幸せ!毎日が暇!!」とか言ってる人って、ほぼほぼいない気がする。

ましてやこどもが障がいを持つ子だったりすると、世話やその苦労たるや半端ない。新型コロナが理解できず、けど、日常はどんどん変わる不安。真夜中に子供が雄叫びをあげて眠れないお母さんも多いよね。けどね。誰もすごいと言うことも気がつかないし、想像もつかないんだろうな。ということで、主婦としてのお仕事って、世間の評価はこんなものなのさ、というのが実証される毎日。さてさて、息子の髪の毛でも切ってあげるかと思う今日この頃。「時間がいっぱいある今のうちに、こんなことも、やりましょう!あんなこともやりましょう!」というCMが流れて、そんなに時間があるのは、誰かがあなたの身の回りんこことをしてくれているからだよ。と思う。世間のお母さま、ほんの少しかもしれないけど、私は大変さは、わかる。世界中のたくさんのお母さん、お疲れ様。ありがとうございます。
いろいろなくだらない報道などには、憤懣やる方ないが、ワインは、いつ飲んでも美味しい、というので、なんとか溜飲を下げようとする私www