自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

娘の覚悟

本日、娘の大学院のスケジュール発表があった!9月3日から説明会があり、事務手続きや教材の件の打ち合わせ、教授との面会などなどが2日にわたってあるようだ。娘は大学時代舞台芸術を学んだけど、大学院では違う事を学ぶ。

大学の教授からは

「帰れない日もある」ということが高らかに宣言されて、私は多くの友達からも

「あの大学は大変」と言われた。緊張する私。娘に

「みんなから大変だって言われる。」って伝えると返事はこうだった。

あのさー。私は勉強しに行く訳で、勉強が楽なんていうことはないでしょう?楽に勉強してるということは、成長してないっていことだよね。大変、大変だけ言われても、通学が大変なのか?課題が大変なのか?教材が重いから大変なのか?私のやっていた舞台芸術よりも時間の拘束が大変なのか?を明確にしてもらわないと、ただ大変だけ言われても、意味が解らないよ。ただ、勉強は大変なのは、どの人も当たり前でしょう?学んでいる訳だから。

と言われた。私は大学時代片道2時間かけて通い、無遅刻無欠席で卒業したけど、この言葉にはひいた。たしかに彼女は、今現在、12月の学期終了まで1日も1時間も遊びの予定は入れてない。全て断っている。自分で

「自分は大学時代からの専攻を変更してる訳だから、遊んでる暇はないでしょう。」ということらしい。

開発リーダーが横で聞いていて、ニコニコと笑っている。彼は、大学院をでて、博士号を2つ持つ。私が一人でおろおろし、リーダーにそんなに大変なの?と聞くと、リーダーも

そりゃ、そうでしょう。アート系は学んだ上で、さらに多くの課題提出もありますから、普通の考えでしょうねぇ。

アメリカの学生って本当に学ぶんだなぁ。しっかり学んでくださいませ。

ちょっと「アメリカの大学院生じゃなくてよかった。」と思う私。