自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

恐るべし、ばーちゃんパワー

私は最近ほぼ毎日5-10km走っていたのですが、この距離を縮めることにし、途中にあるGymに立ち寄るようにしました。

走る距離を3-5kmに減らして、筋力トレーニングに時間を費やしています。けど、このジムの私が苦手とする事は、巨大な体のアメリカ人が使った後のジムのマシーン(15種類くらい)を私が使おうとすると一台ごとに重しの重さを変更し、椅子の位置なども変更せねばなりません。

なんせ私の倍はありそうな体重ですから、(へたしたら2.5倍くらいありそうな人もいる。)重しの重さを変えるだけでもすごい運動量では?と思います。

めんどくさなーと思い、ふと思いついた。そうだ!私と同じくらいの身長の人がつかったあとの器具を使えば重い重しを変えないでいいわけで。

じーっとジムの中を見渡すと・・・。居ました!居ました!!!身長は私より高いものの体は骨と皮だけです。髪の毛は全て白髪で、顔は

「アメリカ人でも梅干しばぁちゃんっているんだ。」

と言いたくなるようなシワシアのおばあちゃんです。ものすごくゆっくりマシンを使っているので、彼女の後だと簡単にできる!軽い重しから私の使える”ばーちゃんより少し重めの重し”に変更するのはまだ楽。と思った。

「ふっふっふ。我ながら、賢い!」

と思ってニコニコとばーちゃんのあとの器具を使った。

座ってみると、椅子の高さもばっちり!

「やっぱりな!!」

とほくそえんでトレーニングを開始しようとした・・。が!!なんと重しが上がらない。そうです。ばーちゃん、ものすごく重いのをあげていて、私でもあがらない。それをゆっくりあげる(ゆっくりあげた方が勢いをつけれないので、しんどい)というのをやっていた。あのばーちゃん。もしかして、トラックでも手で押せるのか?彼女は引っ越しのバイトだっていますぐできるぞ。

アメリカのばーちゃん、恐るべし。と思った今日でした。