自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

ごたごたしているカリフォルニアの福祉サービス

カリフォルニアは、大幅な福祉削減を行い、In Home supportive Services(IHSS)の供給(介護者への支払い)を削減すると発表しました。

Care Giver(介護者)のデータ統制も行うようで、介護者の人は、送付された書類に必要事項を記入し、近くの事務所に持参し指紋を押捺してくださいということです。過去10年に犯罪を犯していないか?を調べるようです。

指紋押捺にかかる費用は、70ドル。

介護の時給が10ドル強程度ですので、登録するために介護者がお金を払う訳で、指紋押捺のために一日分のお給料を無駄にせねばなりません。

これは、カリフォルニア側から予算をカットする以外にも、自発的に介護職を辞めてもらうことと不法労働者を探し出すことも含まれているようです。両サイドからの締め付けのようにも見えます。



なんだか、乱暴すぎないか?これ・・。おかしいぞ

と思っていたのですが、この手続きを期限までに終了していない人は、介護者としてIHSSでは働けないと強気です。


介護などというものについては、ちまたでのニュースも少ないのでちょっと近くのIHSSまでインタビューに行ってきました。

すると、

「あの登録は、現在一時停止です。1ヶ月以内に新しい手紙が到着するので、待ってください。」

と言います。いったいなんなんだ?じゃ、この指定された期日までに、この事務所に来なかった人はすでに登録削除か?

と思い、いろいろ質問したものの

「あー。うざい。」

という顔をされて、

「とにかく、手紙が来るまで待つように介護の方に伝えてください。」

とのことでした。詳しいことはわかりません。



ようするにこのような法律を定め実施したものの、ここのところずーっと行われているIHSSの削減への反対運動が効を奏じたのでしょう。カリフォルニア側としても「これは、大変なことになった」と思ったのだと思います。


とりあえず介護者の方は、当分の間、自分の家の郵便受けは要注意です。大事な手紙が送られてくるそうですから・・。

現在、短期間で情報が変わるため、詳しいことは地元のIHSS事務所に問い合わされるのが一番正確だと思います。