自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

きのうの朝のニュースで、Union cityで発達に遅れのある子どもがいなくなったというのを、ずっと流していました。渡と同じ12歳の男の子なのですが、カエルが大好きで、カエルに強いこだわりがあって、カエルを捕まえるのもバツグンにうまい男の子は、お母さんから、

「いいかげんにカエルに、ばかりこだわるのは、ヤメなさい」

というよーな事で、怒られてしまい、日曜日の深夜に、自宅から忽然と姿を消したらしい。日曜日の22時に両親が、そのコの寝室を覗いた時は、寝ていたという話だった。私と香穂は、月曜日の朝から、ずいぶん気分が落ち込んでしまった。これは、渡にもありえることで、これが渡だったら・・というのは、容易に想像がつきます。両親の悲しみや、慌てふためきも、手にとるようにわかるし・・。ところが、しばらくして、彼が見つかったという報道がなされました。ほっとした。渡も9歳までは、よくいなくなったので、見つかったという報道を聞いたときは、我が事のように嬉しかったけど、4800人の警察や関係者などが、出動したようです。いなくなった彼は、カエルのことで、強く怒られことで頭にきたみたいで、23時に自宅をでて、次の日まで帰らないと決めていたそうです。

けど、記事の最後は、

「全ては、happy endだった!と警察の人が言ってる」

というのがアメリカっぽいな。と思った私でした。