渡のPTAのミィーテングがありました。ここは、自閉症の親以外でも誰でも入会できるところです。今回は、新しいボードの選出。
無事に次回のボードを切り抜けて、ほっ。英語できないから、もしボードになったら、大変。
公平な選挙できまりました。
8年ほどまえに、7クラスの自閉症ばかりの生徒ではじまったこのクラスは、現在、38クラスがサンタクララ郡にあります。自閉症の数は、増えつづけていますね。
このサンタクララカウンティ郡では、5.5人に1人(よーするに5人に1人になるんだけど)
の子供が、なんらかの発達の遅れをもっているというのが発表されました。
どんな学校(アメリカの学校でも、日本の学校でも)であっても、発達の遅れに対する認識をもったカウンセラーや、先生を学校に置いておくのは、あたりまえの時代にならなければいけません。
親や先生が、発達の遅れについて、なんの知識もなく、話し、解決方法を編み出すのは、難しいものです。イジメの問題もこれと同じで、いじめの原因、構造などをしらずして、対策を練るより、
カウンセラーの話などを聞いて、情報をもらってから対策を練るほうが、解決の道へは、早くたどりつける気がします。
けど、日本では、いまだにカウンセラーというと、まゆをひそめる人も多いのも確かでしょう。
我が家では、身体検査は1年に1回、ファミリードクターにお願いしています。
香穂と私は(渡は話せないのでまだ無理だけど)身体検査以外に、1年に1回カウンセラーもうけるようにしています。これは心の身体検査(チェックアップ)です。
渡より香穂のほうが、思春期に先に入り、いろんな悩みもでてくるだろう。というのもありました。けど、カウンセラーをうけるにあたり、一番におもったことがありました。まず、自分の身に置き換えてみて、学校で何かに巻き込まれた(イジメやケンカや、友達関係のもつれ、勉強の進み具合、理解度などなど)時に、誰かに相談したい。
母親は、アテにならないわけで・・(思春期に、まわりに、ケンカやイジメ、友達関係のもつれを母に相談する人はいなかったし。私もしないだろうし)そんなときにカウンセラーに相談できれば、いいな・・・と思ったわけです。
けど、本当に悩んでいるときに初対面の人間にペラペラと自分の悩みや、困っていることを話せるか?というと、これは、私の中では「ありえん・・・」という回答になりました。
なので問題が起こってからでなく、なにもないときからカウンセラーを受けておくのは大事だという結論に達しました。
幸いなことに香穂は、カウンセラーの先生が大好きで、なにか困ったことがあったり、母に話せないことがあったりしたら、話す人という位置付けをしっかりしています。こういうシステムが、もっと日本にあればいいな・・。