明日、アメリカに戻ります。娘は横浜でお友達と会うらしい。お姉ちゃんと電車に乗りたい渡は、一緒に横浜近辺まで行くことになりました。お姉ちゃんがお友達と会っている間は、渡は、横浜観光。
さて、腹が減っては戦ができぬ。ですので、朝ごはん。

色々な美味しいところに連れて行っても、渡はあまり喜ばない。というのは、活字メニューのものは、いったい何がどれくらい出てくるかわからないので、不安になるらしい。
確かにねー。私もアメリカに長く住んでいるけど、いまだにアメリカで注文すると、どれくらいの量のどんなものが出てくるのか、想像できない時がある。
たとえば、新しくできたおしゃれな店だと比較的に日本に近い食べれる量で出てくるけど、50年やっていますみたいなダイナーに行くと、洗面器みたいなでかいところに前菜のスープが出てきたりするし。3びきの豚が、ブランケットかぶってる、とかメニューにあっても、なんじゃ?ってなる。それはこれなんだけど。

ソーセージがクレープに巻かれているというもの。
そういう意味では、裏切らないファミレスの写真付きのメニューは、渡はお気に入り。
ドリンクバーもあるし。バーに飲み物を取りに行くために立っていいのも筋肉が固まりやすい自閉症にとっては、いい感じ。
お腹いっぱいになって、横浜に向かいます。
お姉ちゃんとも別れても渡の行きたいところは、Book offとTSUTAYAと本屋なので楽ちん。
まずは朝イチに行っていこうというところは、ここ。

原鉄道模型博物館。まぁ。ここは母が行きたかっただろうという声もありますが、ここで数時間過ごしたあとは、てくてくと横浜を歩き、Book Offなどに行き、大満足の息子。
ホテルに戻ります。
夕方からは、私は20年来のお友達と飲み会なので娘も早めにホテルに帰ってきてくれて、池袋へ渡を連れて行ってくれるそうだ。池袋は私は行くのは苦手なのだけど、渡はだいすき。なのでお姉ちゃんに渡を託す。
私は親友と飲み会。お互いの情報をキャッチアップをしながら色々教えてもらう。大学病院で医者やってるこの親友は、前に私が末期の悪性リンパ腫をやっていることを知っているので、今回の人間ドックの結果が出たら、見るから言ってね!とか心強い限り。いつも自分の人間ドックの結果もちらっと見て終わりなので。
さて、私たちは、どちらも呑むので、地酒があるお店をこの親友が予約しておいてくれたところで飲んでいるわけです。
tabelog.com
酒が進む、進む。それでとにかくピッチが早い。
とりあえず飲んだものの中から、こちらに。
和歌山の紀土(きっど)ひやおろし純米吟醸
秋酒なので、飲めて嬉しい。最近紀土の人気がすごくて、どんどん値段が上がっている気がする。(ってなんでアメリカに住んでて、そんなこと知ってるねん!というツッコミは自分で入れておきます)この紀土 和歌山海南市にあるのですが、水源は霊峰の高野山です。私は実家は南海高野線という高野山に向かう電車に難波から20分ほど乗れば実家に着きます。なので、高野山というのは結構聞き慣れた場所です。若い杜氏さんが作っていて、今、注目のお酒かと。東京でも飲めるようになったんだーと思う。数年前は探さないといけない感じだった。

福島県の一歩己(いっぽぎ) 純米原酒
阿武隈山系に酒造(豊国酒造)があるのですが、私は福島、山形のお酒が特に好きなので、一歩己が飲めて非常に嬉しい。1年出ているお酒だけど、巡り合えるところが意外に少なくて。原酒は保存が大変なので、アメリカに入ったとしても、移動のショックが加わって味がダメになっているものがほとんどなので、こういうところで原酒を飲む私。美味しすぎる。

鳥取県のこなき 純米超辛口
鳥取県の千代むすび酒造というところが作っておりますが、絵を見るとなんかふざけてて、甘い感じのお酒かな?と思いますが、これは全く違って、超辛口。150年続く酒蔵で、鳥取県境港のお酒です。水木しげるロードにあるらしい。鳥取のお酒を飲む機会が少ないので、期待して注文したわけじゃないけど、正統派の辛口でした。ラベルとは違って、ガチで真面目なお酒です。たぶん、次もどこかで 見かけたら間違いなく注文するお酒。食中酒として、最高です。

福島県の写楽 純米吟醸
私はこの写楽(しゃらく)で日本酒沼にハマってるので、あったら注文は基本だけど、本当にどんどん値段が上がっていて、それでも手に入らないもの。私はこの酒造まで飲みに行ったことがあるという。今回は飲みたかった酒未来という米を使って作ったもの。いやー。これが飲めると思っていなかった。

千葉県の甲子(きのえね)純米酒 冷やおろし 大辛口
千葉県酒々井町(しすいまち)で作られているものです。酒造は300年という歴史があって、千葉でも無茶苦茶古い酒造だと思います。辛口ですがフルーティさが残る感じ。
なんだか、他のお酒に負けてしまったのか。私が期待していなかったからか。あまり印象に残らなかったけど、美味しかったなという感じです。

広島県の賀茂金秀 特別純米 秋あがり よりそい秋味
これは、私が「秋あがり」ないの?と聞いたら、東北は全て出払ってしまいました!というので、広島のお酒です。酸味があって女性向けのお酒という感じです。
初心者の方は、これから入るといいかも(と言っても、私が飲むくらいですから、どろっと甘い感じではないです。辛口です)

まだまだ飲んだけど、写真を撮ったのはここまで。もう飲んだくれてるので、写真撮るのがめんどくさくなってきた。けど、面白かったのは、3回目のオーダーくらいから、もうお店のお兄ちゃんが、なんとなく誰か一人が私たちの横にそれとなくいるということ。何度も何度も「すみませーん」と頼むので、3回目くらいでピッチの速さに気がついた。
飲んでる真ん中くらいで、お店のお兄ちゃんが
「いやー、本当に日本酒、お好きなんですねー」と言われてしまった。
過去には、この親友と20分で1升開けるということも やってのけたことがあるので、(諸事情あって、やってみた)まぁ、これくらいのピッチで飲んでるなという感じです。
明日帰米する前に、飲みたいお酒は全部飲んだ!という感じなので、幸せな気分で飛行機✈️に乗れます。ありがとねー。親友!!