自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

厳しい総合体育のクラスの経過

厳しい大学での総合体育のクラスがどうなったか?と聞かれますので、途中報告。

私の6パックはできていません。娘には、

シラバスをちゃんと読んだ方がいいよ。たぶん、”毎日やったら”6パックができるってかいてあるんじゃないの?」と言われました。体重は順調に3kgもふえて、ちょっとたるんだ部分もある感じ。

お腹がへるので、がんがん食べてしまいます。

今週は大学自体がミッドターム(中間試験)でみんな疲れ果てた顔で学校に来ています。

我が総合体育も中間試験がありました。渡は、何をしても最後。

縄跳びを時間内に先生に指定された300回を飛ぶ。←ビリ

うでたて伏せ50回を決められた時間内にやる(まずは腕立てできないし)←ドベ

腹筋50回をきめられた時間内にやる(腹筋20回もできません)←びりっケツ

スクワット30回(同じ場所でやるものなのに、なぜか前に出ちゃう)←げっぺくそ

2km 分以内で走る。(みんなが終わってグランド帰る事に出来る)←ドンベ

と地方の言葉を全て使えそうなくらい遅い。

ところが!!!こんな渡でもマッチョ達に勝てる事があった。

そ!れ!は!!

体育館での事。まずはコートの端からはしまで片足けんけんでたどりつき、折り返して帰ってきます。コートの往復を片足で飛ぶ訳ですね。

これは、もう任せてください!っていう感じです。みんながコートの真ん中当たりからどんどん減速するのに、渡は、どんどん加速して行きます。左足と右足づつとんだ後は、今度は両足で飛んで帰ってきます。要するにバスケットボールコート3往復を飛ぶ訳です。これは、すごい!2歳から毎日飛んでる渡の十八番、自閉に生まれてよかったという感じです。みんながしんどくなって4分の1でへこたれてるところを彼はがんがん飛んで行く。

帰り道なんて、もう新幹線か?と言うくらい、加速しています。

すごー!渡でも一番になるものがあった!!無駄に小さい時から二足そろえて飛んでなかったのね。

まー、さんざんな成績でしょうが、これもいたしかたありません。

娘に報告すると、私に

「えっ???母親なのに渡をおいて、1人で走ったの?」と聞かれたので

「もちろんです。ここは大学だから、渡がパニックなどを起こしたり、命に関わる事は助けますが、それ以外は、私は渡にはなにもしないよ。仁義なき大学のクラスだよ。」

と話しており。私は、全ての科目は、ほとんどクリア。両足と片足けんけんは、渡に負けたけど、他の項目は、2kmランを陸上部の子に負けただけであとはトップ。「ふっふっふ。まぁ、ここらへんで堪忍しといたるわー。」と思う私。

けどねー...実は太もも痛いです。寄る年波には勝てないですね。