自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症関連のニュース2点です

1. MRI自閉症が高い確率で診断できる(94%)というものです。

New york daily newsの記事です。

<感想>

6カ所の部所を見ることによって判定されるようですが、これはいいですね。自閉症の早期発見は、役に立ちます。けど、問題は、自閉症の子供にどうやってMRIを行うか?ということですね。うちの近所のスタンフォードの小児科のヒューレッドパッカードホスピタルは、リクエストすれば、自閉症の子供に前もって、何をするのか?という視覚支援のビデオを家でみれるようにしてくれるそうです。ロビーにある水槽の前で待ち合わせして、どういう人と、どこの部屋に行き、着替えて・・。みたいなビデオです。こういう支援もしてくれればいですね。




2.ミシガン州では、自閉症の治療を保険でカバーしようという動きがあるようです。

Wilx.com

自閉症にかかるABAの費用等を保険でカバーしようという動きがあります。

自閉症の一人に生涯かかるコストは370万ドル。(約3億1千万円)

自閉症治療が1年最高50,000ドル(約415万円)、家族に重い負担の費用がかかることがあります。

<感想>

渡(現在16歳)が小さいときは生涯コストは2億5000万ドルといわれていましたが、その当時の価格。最近は住居費も高いですし、これくらいはかかるでしよう。真剣に対応策を練らないと州が破綻する危険もあるという話です。

治療が年間の415万円の記事に関しては、子供に「これが充分だ」と言われる時間、ABAをすればもっとかかるんじゃないの?という気がします。ただ、ABAは質に幅がありすぎる感じがあります。

このニュースによると、ミシガン州ではたった60名のABAの専門家しかいません。ペンシルベニアでは、2000名です。

カリフォルニアもABAは盛んですが、業者によっては質の悪い所が結構あり

「これがABAなの?」

というような物も見かけるのは事実です。

保険でおりるようにして、もう少しABAの業者(派遣会社とでもいいますか?)が増えれば、生き残りが掛かってくるので、質もあがるのでは?と思われます。