自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

読んだ本。5つの定理~Part1~

id:umedamochioさんの本を読みました。出た当日に友達が日本から、送ってくれたのですが、多動の自閉症児を抱えて、IEPの準備をしていると、座って本を読むという時間が取れません。なので、本を読むのは、もっぱら、お店のレジ待ちや、渡の水泳がおわるのを待つ時間等です。

なかなか集中できないで読みましたが、面白かったです。

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

最初の定理にアントレプレーナーシップの話があるのですが、そこにアンディグローブの話があり、彼の自伝の話が載っていました。

Swimming Across

Swimming Across

衝撃的な内容だったのですが、

本の内容もあったので、香穂に話すと、

「あっ、面白そうね。英語の授業の教材で、自分で本を選んで読み、

レポートを書くのがあるので、それに使いたい。買ってくれないか?」

というので、購入しました。

香穂いわく、梅田さんの本の英語の部分をぱらぱらと読み、

「いま、受験とバンドで大忙しなので、夏にその本貸してね。」

と言われました。

いいなぁ、、、、読みたい本を日本語と英語の両方で読めるって。

本を読んで思ったのは第2定理のチーム力。ここは、

「そうそう!」

と思うところが、常にあります。

私は、起業家でもないのですが、いままで自分が生きてきた道を振り返っていても、やはりチーム力。

大事ですねぇ。私は、人生、チーム力と思うほどです。

これは、私が関わるNPOや、渡のIEPでも同じことが言えます。

今回は、IEPが近いこともあり、IEPに重ねて読んでいたのですが、

「人ありき」

どんなに優秀で、すばらしい渡の診断結果を出すサイコロジストがいたとしても、

IEPというチームで行う渡の進路を決める場、成長を支えてゆく場所に、

その診断結果を持って来れなければ、意味がないですし

優秀なサイコロジストの力を発揮することはできません。

優秀なスピーチがいても、きちんとした子供の発達をみきわめ、

親や、チームにそれを伝えることができなければ、

スピーチがかわっても継続されることがありません。

IEPチームを全て、まとめていかないといけない親の私が、

「これ、わからない。これ、何?」

ということが出てきては、困ります。

渡辺誠一郎さんが言うように、細部に渡って、把握していないと、

把握していない部分から、崖崩れが起こります。

特にIEPは、自分で起業した会社と違い、こちらが、

選んでない人、望んでない人も来る場合があります。

これらの人がマイナス因子になり、物事が回らなくなることも塞がねば、なりません。

親の私は、渡がとても好きですが、IEPのメンバー全員が、

3度の飯より渡が好き。なんていうことは、ありえない訳です。

そういう環境下において、チーム力を発揮させるのは、

なかなか大変ですが、これが、またおもしろいことに、

グーグルの女性副社長が、データを使えと言う。と、あります。

ちょっと読みながら、笑ってしまいました。

私も発達曲線というデータをIEPでは使いますが、

実は、これを使うと言葉ができなくても、話がすっと通りやすくなります。

データは数値で、動くことがないし、

「私は、こう思う」

という意見の言い方をすると、そんなことは、ない、私は、こう思う。

と、突っ込みどころ満載で、たちまちつっこまれるので、データは、数値なので、

変えようがない。IEPの書類を全てデータにかえれれば、やりやすいのにと思うこともあるくらいです。

では後日NPOでのボランティアに切り替えてて、この本の感想を書いてゆきましょう。