自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

お財布を無くした事件その後

先日、サイフを落とし、Safewayの従業員で、発達に遅れのある方に拾って頂いた話の続きです。

Safewayは、先日も書いたように、知的障害のある人たちも雇用しています。その方がサイフを拾ってくださり、カスタマーサービスに届けていただいたので、私のサイフは無事に出てきました。そのお礼をSafeway本社に手紙を書いて送りました。

なんと本日、そのSafeway本社から、お返事がきました。

返事の内容は、かいつまむとこうです。(香穂が受験のため、いそがしくて、ざっとしか訳してもらえなかった・・)

お手紙をありがとう。サイフが無事にでてきてよかったです。あなたのお手紙に書いてあるように、彼が正直なのは、もとより、Safewayを認めてくださり、本当にありがとう。

拾った彼が、正直だったというのもありますが、あなたが言うよういに、Safeway社員教育が、認められたのであれば、それは、私たちにとっては、とても喜ばしいことです。


私たちは、彼らを障害があるから雇っているのではなく、彼らも質の高いサービスをお客様に提供できる一員として、雇用しています。けど、このようなメールをいただけたことは、本当に嬉しいことですので、店長にも手紙で報告し、拾ってくれた彼にも伝えることをお約束します。

あなたからの手紙は、Safewayとして、とても嬉しく、大変誇りに思います。

ほんとうにありがとう。

というものでした。

これは、うれしいことです。忙しい中、本社の方がきちんとお返事をくださり、拾ってくれた彼にもお褒めの言葉がいくのは、こちらとしても嬉しい限りです。

英語が苦手で香穂の助けを借りてのお礼状でしたが、私の感謝の気持ちが、拾ってくれた人にも伝わると思うと、嬉しい限りです。

みなさん、発達に遅れのある方の雇用が少ないと嘆くのもいいですが、発達に遅れがあってもきちんと働いている人がいたら、雇用側にきちんと報告するというのも周りのサポートのひとつかもしれません。

うれしい手紙を頂いた私たちは、幸せな一日を送っています。