自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡の悪事~ナンパの妙技~

渡は、美人が好きです。それもおもいっきりの美人。

彼の趣味は、オオドリヘップバーン(もちろん、年取る前の彼女)

大好きな映画は、ローマの休日


彼は今、10才だけど、言葉を話し始めた5歳ころから、ナンパがすごかった。綺麗な人を見かけたら絶対に

”ハ~~イ!”

と声をかけないと気がすまない。それが子供だとダメです。絶対に成人女性。

当時は、まだ小さい子供だったので、必ずあかるいカリフォルニア人の人たちは、

”ハ~~イ”

と笑顔で返してくれる。ところが年齢が進むにつれ、彼は、何度も

”ハ~~イ!”

と同じ人に話し掛けるので、相手もちょっとウザイという顔をされることが増えてきた。

現在10歳になってしまった彼は、もう

”ハ~~イ!”

といってもなかなか、返事を返してもらえない。

それなりに、男前じゃないと返してもらえない年齢になったのだろう。

遺伝というのは、おそろしい。

親に似てしまった。けど、彼は女性に対しては、

創意工夫をおこたらない。

相手にされなくても、くじけない、へこたれない。

アタックナバンバーワンのこずえちゃんもびっくりだ。

先日歩いていたら、スタバの前で絶世の美女が、

イスに座って本を読んでいた。

100m以上手前から、彼女に気がついたわが息子。

声かけても絶対に返事してもらえないだろうな。

ほおっておこう。相手も無視してくれるだろうし。

・・・とおもって私は普通歩いていた。

息子は、スキップしながら彼女に近づいていった。

「どうせ、ハ~~イ!ていっても返事してもらえないよ。」

と思っていたら、息子は、彼女のまん前までスキップで近寄り、

女の前でピタッととまった。

それから、開いている本を指差しながら、大きな声で、元気よく

"This is a book."

と言ってのけた。あまりにあたりまえのことを言われた彼女は、

プッとふきだし、まっ赤な顔で笑っていた。その笑顔を見て、

満足して満面の笑み浮かべたわが息子、

そのままお目当てのお店へを消えていった。