自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

音楽

友達が、「7月の終わりに障害児のこどもをあつめてコンサートをするのよ。ワタも練習に来ない?」

と声をかけてくれたので、行って来ました。これがすごい!重度の子供もいますし、渡のように耳が敏感な自閉もいます。座ってられない子供もいる中、彼女が、1,2,3,4、と声をかけながら、自分たちがタンバリンをどこで打つのか?を覚えてゆきます。いやぁ・・これじゃ無理だろうとおもっていたけど、ふらふらしながら、視線はあわなくても、みんな自分がどこでタンバリンを打つのか、説明は聞いている。数回の説明で、20分後には、間違わずに打てるになっています。よーするに、問題は、子供たちの態度ですね。きちんと座って聞けないだけ。脱走する子供もいます。ところが、自分の練習時間になるときちんとやってきて、自分の番で、座ってタンバリンを打ちます。

これは見てて感動です。私たち、大人は、

座ってない、落ち着きがない=聞いていない

という図式を立てますが、いえいえ、子供たちは、聞いています。すばらしい。音楽を教える私の友達の信念と態度も、感動しました。

渡は耳が敏感なので、このコンサートの練習はどうしても苦手だったのと、遠いので、参加は難しいですが、私ができる形で、お手伝いはしたいなぁ・・と思っています。