自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

家族の名前をどのように覚えて、家族にどのように貢献するか?自閉症児のお仕事

昔、息子が家族の名前を覚えるのに苦労した。日本で一番頑丈な焼き物と思える砥部焼(とべやき:愛媛県にあります)の千山窯にお願いして家族分の名前の入った湯のみと茶碗を注文した。渡は、すぐに名前を覚えて、食前にお皿を並べるのは彼の日課に。彼が人生で家族のメンバーとして初めて家族に対してやったお仕事がこれでした。

こういう日常の導入が一番効果があるんだろうなぁと思った。家族であっても名前を覚えないのはやっぱり寂しかったんです、私。ほんと、嬉しいオーダーで私がいままでの人生で、「有効にお金をつかえたな」と思った事のひとつでした。砥部焼は頑丈なので、おとしてもなかなか割れません。さらに持った感じもしっくりして非常にいいので、ほんと自閉症の渡にあっています。普通の人が使って心地いいものは、やっぱり息子も心地いい。ここで注文しました。→名前をクリック:砥部焼観光センター 炎の里


実は私は大学時代から砥部焼を使っています。自転車部だった私は砥部まで自転車でいき、買い付けて戻ってきました。自宅にもどり、きたないパニアバックから戸部の大皿を出すと

「えっーなんだか、重そう....。」と言われましたが、使ったら家族から、

「これすごいじゃない!食べやすい。なかなか冷めないし、料理がしっくりと収まって載るし。料理も映えるし。」と大喜びしていた。今では実家は砥部焼でそろえております。

我が家ではおちゃわんと湯のみ、大皿などは砥部です。小さいお皿も砥部ですね。

どうぞ皆さん、オーダーして作ってみてください。我が家では、お姉ちゃんがお嫁入りに自分の名前の御茶碗を持参してくれれば最高ですね。