自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

仙山線に揺られて仙台へ。伊達な街と、それぞれの再会。

今日は日中、娘の香穂とは別行動です。彼女は山形の友人に会いに、私と渡はかねてより乗りたかった「仙山線」に乗って仙台を目指します。

出発前、早朝の上山(かみのやま)を少し散策しました。 武家屋敷の家並みが今も美しく残るこの街。

開門は9時からということで、早朝は外から眺めるだけでしたが、手入れの行き届いたお庭の美しさに目を奪われます。

まだ名残の桜が咲いていて、凛とした空気の中に春の色彩が溶け込んでいました。

「かみのやま城」もまだ閉門中でしたが、朝陽に映える可愛らしいお城の姿を拝むことができました。

さて、ホテルに戻って朝ごはん。……驚いたことに、朝から日本酒が飲み放題! なんという、お酒好きには堪らない(そして危険な)旅館でしょう。

食後はホテルのお庭を堪能。池には見事な鯉たちが泳いでいたのですが……。 「BMIは絶対に肥満だよね?」と聞きたくなるほど、丸々と太った鯉が大量に。アメリカのスケールには及ばないかもしれませんが、なかなかの迫力でした。

チェックアウトを済ませ、山形駅で香穂としばしのお別れ。 私と渡はいよいよ仙山線へ。車窓を流れる豊かな山あいの景色は、やはり何度見ても素晴らしいものです。

景色を愉しんでいるうちに、あっという間に仙台へ到着。

渡のリクエストでポケモンセンターへ向かうと、そこには仙台限定の可愛すぎるポケモンたちが!

連れて帰りたくなりますが、これ以上荷物を増やすわけにはいきません……。

仙台の街を歩いていて改めて思うのは、その「伊達政宗推し」の凄さです。 ふと見かけた救急車。

なんとルーフにまで伊達の紋章。徹底しています。

そんな中、旅の序盤では立ち寄ってはいけない「禁断の場所」を見つけてしまいました。

本が大好きな渡が「入りたい」と言うので入店した結果、この有様です。

これ、どうやってアメリカまで持って帰るの!? 「まんじゅう怖い」ならぬ「丸善怖い」。本好きの誘惑は恐ろしいものです。

夕方、香穂も山形から合流しました。 友人が米沢まで連れて行ってくれたそうで、満開の桜にいたく感動した様子。「本当に綺麗だった!」と目を輝かせていました。

夜は、お待ちかねの牛タンタイム。 渡が落ち着いて過ごせるよう、比較的ゆったりした「牛タン利久」のホテル近くの店舗へ。

湯上がり、香穂から山形での話を聞きました。友人がずっと桜の開花情報を追ってくれていたそうで、その心遣いに感謝が止まりません。

地元の花見客(いわゆる酔っ払いのおじさまたち)に絡まれる場面もあったそうですが、そこは「お酒好きの母」を持つ娘。酔っ払いのあしらいには慣れたもので、逆に山形の耳寄り情報を聞き出していたのだとか。 ハラハラ見守っていた友人を横目に、ちゃっかり歓迎されてしまう香穂。お酒は一滴も飲めないのに、酔っ払いへの対応力だけは人一倍です。

そんな話を肴に、今晩のお供は「阿部勘」。

こんなに美味しい地酒がさらりと飲める仙台、恐るべし。 「もう、ここに住みたい……」なんて本気で思ってしまいます。

3人とも綺麗に完食し、ホテルへ戻って大浴場。 お風呂が大好きな渡は、水を得た魚のように喜んでいました。

さて、明日は渡がずっと楽しみにしていたフェリーへの乗船。 旅はまだまだ続きます。