来週から日本出張な私は、どの本を持って行くか決めないといけないので、(だいたい読みたい本は3冊くらい持っていき、読み終わると日本で買いまくる)いつも4−5ページだけよみ、面白そうなものを持っていきます。日本出張の良さは、公共交通機関が発達しているので、本が読みやすいところ。アメリカだと自分で車で運転する場合が多いので、乗り物の中で本が読めません。自分が運転しないと前に進まないし。それで今日も本を選ぶ作業をしておりました。
私は本屋大賞で選ばれる本は相性がいいので、面白いのですが、今回ノミネートされて選ばれた1位である「成瀬は信じた道をいく」
は、どうしても入り込めなくなかった。読んでいても私の高校はすごく個性的な生徒が多かったせいか。「うん、これくらいみんなするけど」みたいな感じで、何がすごいのか?イマイチわからなかった。なので、ワクワク感がなく、入り込めない。私のクラス、政治家になったクラスメイトが多かったからかもしれない。
さて、これは2ページ読んで流れなゆっくりな感じで、平和そうな感じがしたので、もう出張に持って行くことは決まっていた。
本屋で買う時は、3月の頭だったので帯がまだ本屋大賞ノミネートだった。けど、私が手に取った時は、作者のサインが入っていて、あっ、買ってこうかなとミーハーに思った。
サイン会をやっていないのに、サイン本を手にできるって変わってるなーと思ったので。
けど、この本。4ページで終えるはずが、どんどん読み進んでしまって、気がついたら、読み終わってしまった。どうしよう...。出張に持って行くはずだったのに。
日本では
「空気を読みなさい」「周りの人のことを考えなさい」とすごく言われるけれど、周りから評判のいい人って一体どんな人なんだろう?いい人として認識される人というのは「いい人」が先走りしてしまって、本当のその人の中身や考えていることを周りが考えない場合が多い。
いい人にだって自己はあるし。
物語の展開が面白いのと、とにかく出てくる食べ物が全て美味しそう。圧巻でございました。これは心が少し疲れて、穏やかに過ごしたいなと思う時に読む本でした、ストーリーもしっかりしていて、面白かったです。いい人になりなさい、周りを空気を読みなさいと親から言われた人には、おすすめの1冊です。
あと、先日読み終わったのですがこの2冊も良かったです。
これは、池井戸潤なので、外れないし、中身も少し想像がつくのですが、箱根は私は毎年見るので、「あぁ、中身はこうなっているのか!」と思ったのと出走する側の気持ち・報道する側の苦労。など裏話もわかって、あっという間に上下巻読めました。
楽しかったです。
以上、最近読んで印象に残った本でした。