自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡の誕生日

渡の誕生日でございます。本日は、私が仕事が忙しくてお祝いにどこかへ行くとかができないので、会社の会議室でお祝い。

ケーキ食べたらジムです。ジムのトレーナーから、先日

「渡、誕生日の日もきちんとジムに来るんだよ」

と言われて、律儀にお姉ちゃんに連れて行ってもらってジムに行ってきました。するとトレーナーの方から渡へ、こんなにすごいプレゼントをいただきました。

自閉症児をアメリカの西海岸で育てていると強く感じるのは、小さい時から男性と接触する時間が少ないということです。教育の現場でも女性の先生の方が多いし、セラピストも圧倒的に女性の方が多い。そんな渡が1年以上前からジムに通っています。

きっかけは、開発リーダーが通うジムに、

「自閉症の大人の方がパーソナルトレーナーについてもらっているので、渡くんもできるかも。すごく自閉症の扱いに慣れている感じの優しそうなトレーナーで、教えるのがうまかったですよ。」ということで、申し込みました。ジムの受付の人から

「トレーナーは選べないです」

と言われたのですが、自閉症にトレーニングを教えれる人って、そんなにいないだろうから、間違いなく申し込めばリーダーがいうトレーナーにつくだろうと。私の勘は的中。話していたトレーナーの方が担当になりました。別に彼は、障害児に詳しいわけじゃなく、普通に教えていたら、障害者の人も入ってきたというただそれだけのようですが、本当に教えるのが上手い。あっという間に、渡もこのトレーナーの方の虜になり、

「僕は彼のようになるんだ。マッチョになるんだ」と決めています。

子供の頃から女性ばかりが周りにいると、自分の理想の男性像というのを描くのが難しいのですが、渡は、割と恵まれて育ってきたので、今回もいい出会になりました。

ということで、憧れで大好きなトレーナーの方からこんなにおプレゼントもいただき、夜ご飯はママは仕事なので、一緒できなかったけど、お姉ちゃんが大好きなハンバーガー屋さんに連れて行ってくれました。

お姉ちゃん命なので、ママは来てもこなくてもいい。というご本人には最高の夕飯になり、「今年の誕生日は、最高の1日だった」と言い続けておりました。

よかったね。