自閉症の渡。自閉症というのは社会性が最も欠けている障害とも言われている。けど、息子は小さい時から、人と物を分けるというのに、躊躇がない。
私自身も小さい時に買ってもらったお菓子とか公園で友達に分けて、みんなで食べてから遊ぶなんていうのは、よくやっていたけど(友達複数集めてグループで遊ぶためには、お菓子は人寄せにいい道具だったし)それは自分自身で考え抜いた、分けてもいいであろうそんなに好きじゃないお菓子だった。なので、もう邪な気持ちで分けるお菓子です。
息子は、どんな好きなものでも「分けてくれる?」というと、絶対に分けてくれる。この前、大好きなお菓子の最後の一口っていうところで
「ねぇねぇ、渡、分けてくれる?」って聞いてみた。私だったら、「ねぇ」と言われた瞬間になんの話か?がすぐにわかるので、最後の一口は無理してでも口の中にパンパンに詰め分けれないようにするが、息子は「ねぇ」って言った途端に、すぐに半分に割った。なんかここまで素直だと、分けてもらうのが申し訳なくなってしまう。自閉症の息子から学ぶ社会性...。