自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

読んでよかった本ー日航123便墜落の新事実ー

今回、娘との旅行中に一気に読んだ本。すごかった。よくできている本で、全て目撃証言で語っているので、非常に読みやすかったです。推測などもないので、私が割と知りたかったことを知れたかなと思いました。

実は、私はこの123便に1週間後に東京から大阪まで乗機しています。便名は4桁の数字になっていました。

飛行機を変えることも考えたのですが、一度事故に遭ってまた同時間に飛ぶ飛行機が、墜落することもないだろう、逆によーく整備されていて安全じゃないか?と親族からも言われて、乗ることに。

とにかくあまりに急なことで飛行機変更もできず。

その飛行機に乗っていた人は、私を含めて5名。お盆明けということもあり、本来なら満席だったはずですが、みなさん乗機されるのを辞められたということですね。

機内はCAの方達が丁寧に接客されておられて、

「なんでも飲みたいものはおっしゃってください、お酒でもなんでもございます」ということでしたが、当時の私は、お酒も飲めず。

乗っている乗客5名に、団結感はありました。みなさん、全員が一番後ろの列に並んで座って、乗ったのを覚えています。座席は希望で座れたので、みんなが一番後ろを選んだということです。

安定飛行というか、ベルトを外していい飛行状態になった時に、機長がわざわざ座席までやってきてくださって、一人一人の苗字を言いながら

「XX様、本日はJALのご利用をありがとうございます」みたいな感じで丁寧なお礼を伝えてくださいました。

私は、いただいたオレンジジュースを片手に、機長に向かって、お辞儀をしたのを覚えています。CAの方達は笑顔で接してくださっているのですが、なんとなく空気が重い。いまだにこの三十年前のことを覚えております。

 

そんな体験をしてから、いまだに謎が多い123便の事故。なので、この123便の関係の本は、ちょくちょく読んでいたのですが、感情があまりに入っている本を読むと、当時のことを思い出して、どっと苦しくなる時があります。さらに本の中でも感情が多く入って真実が見えにくいものもありました。けど、今回の「日航123便 墜落の新事実:目撃証言から真相に迫る」は、わかりやすくて、おぉ!そういうことだったのか!と思う部分も多くあり、今後、航空事故がなくなって欲しいと思いました。

読んでおくべき1冊だと思った本でした。