自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

年始の関西旅行の思い出

あけましておめでとうございます。年始にいった日本旅行を記録しておこうかと。

年末の大掃除のお手伝いに頑張って参加し、部屋中のガラスふきをして貢献した渡のご褒美。どこに連れて行って欲しいか?と聞いたら、「ゲーセンとたこ焼き屋」という中学生の日常のような回答だったので、まずはたこ焼きや。

大阪名物「わかなのたこ焼き」に連れて行ってきました。観光地巡りのような感じで、いくべき場所ですね。

渡、ご満悦

食べ終わったら、速攻で難波の戎橋あたりのゲーセンへ。アメリカには日本のような最新のおしゃれなゲーセンはないので、おおころびの渡。入店するなり、ぐるっとすごい早足で1周して見つけたゲームがこれ。

早速開始しました。

こんなの渡がゲームして、落として貰らえるわけないと思い込んでいた母は、渡がこのゲームをやり始めたところで、他もみようかなーとちょっとそのゲーム台を離れようとしたとたん、なんと3回目くらいで、すごい「どすん!」という音が渡がつかってるゲーム台から聞こえてきた。その音を聞いたゲーム場の従業員がハンドベルので大きな音を鳴らしながら渡のゲーム機に向かってきた。大当たりというやつですね。

渡をみるとなんとチョコレートのタワーを全て、3回目くらいで落とし、狙った板チョコを全てゲットしていた。けど、聴覚過敏の渡は、苦手な大きな音が近づいてくるので、走ってゲームセンターの台から離れて逃げてしまい...。

母の私は、せっかく渡が取ったチョコレートを置いていくわけにはいかないので、私がひさまずいて渡が取ったチョコレーをゲーム機の下のほうについている窓口から回収。金を鳴らし近づいてくる係のおにいちゃんや、その金の音を聞いたゲーセンのお客さんたちが、みんな「誰が何をゲットしたのか?」を見にきました。私が一人でひさまついて板チョコを回収しているところに、人がたくさんきてしまった。大きな金の音が苦手な渡は逃げ足早く、すでにどこかにいって、影も形もなくいなくなっている。お客さんたちの

「なんだよぉ、ババァが、一人でゲームして、チョコレートを大量に取ったのかよ!」という雰囲気に包まれている中、一人で必死でひざまづいて、板チョコを拾い続ける私。恥ずかしい.....。

私が拾い終わり、見物客も係の鈴ふりのお兄ちゃんもいなくなったところで、渡がどこからともなくでてきて、戻ってきた。

結局渡がゲーセンに入店して1分もしないうちに勝ち取ったチョコはこちら。

 

袋にチョコを全て詰めて渡に見せたら、満足そうでした。だけど、不思議なことは、渡は大量のチョコを食べないので

「このチョコどうするの?」と聞いてみいた。渡の回答は

「おじいちゃんにあげる」

だった。そうか!おじいちゃんにあげるために、ゲーセンでチョコレートをとっていたんだ。

けど、渡、これだけのチョコをおじいちゃんが食べたら、鼻血出して、死ぬで。