自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症の渡の睡眠障害

我が家の渡の小さい頃の話。

渡は生まれてから3時間ごとに起きる子でした。新生児の時に3時間ごとにミルクあげる感じ。けど、あまり泣かないので、赤ちゃんの時はよかった。

それがなんと10年続きました。小さい時は、ほっておいても

「あぁ。起きてるだけね」でよかったのですが、あるけるようになると、起きる時間の間隔も1時間ごととか、3時間ごととかバラエティに飛んだ起き方をするようになり、さらに、脱走をするようになりました。帰巣本能はゼロなので、そのままにしておいたら、たぶん、行方不明。冬は凍死ですね。なので、最悪、どんなに気がつくのが遅くても、出ていく時の扉の音には、確実に気が付いて、私も一緒に起きてすぐに追いかけて外まで捕まえに行かねばなりません。私はすぐに走り出しておっかけられるように、玄関にはスニーカーをおき、トレーナーとジャージで寝ておりました。パジャマは10年間着ていなかった。渡はおっかけてくる私がいまいち好きではないので、鍵を壊したり、私のスニーカーをかくしたりとかの確信犯ですね。けど、私の眠りが浅く、私のほうが足も早いので100%外での捕獲に成功し、いまだに我が家の渡はいまも家に住み着いております。

10歳をこしたら、急に長く寝るようになり、楽になったのですが、私のほうは「睡眠が浅くて眠るのが怖い。」というのだけが残った。なので、

「寝る」

という行為に対して私は結構うるさい。

ホテルのスプリングは、好みがあるし、1日くらいの出張だといいのですが、10日とかになるとあまり好きじゃないホテルのスプリングは、やはり疲れがでる。部屋の中に他の人がいたりしても結構ナーバス。子供と一緒にホテルに泊まったら、もう誰も脱走しないのに、夜中にガバっ!と、起きてしまったりします。

そんな私がこだわってみたもの。

「鎌倉シャツのパジャマ」

割とよく眠れるようになりました。で、いろいろみていて綿は試してみて、すごく良いということがわかり、さらに麻にするといいんじゃないかとおもいはじめた。けど、麻はシワになるので、手洗いして麻の風情を残しながら、アイロンをかけたら、どうなるか?やってみた。

当て布は、おやつは1番、電話は2番、3時のおやつの会社のハンカチ。

いやー。熟睡しすぎて、寝坊した...。鎌倉シャツ、万歳。