自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

3. 私が悪性リンパ腫である濾胞性リンパ腫の末期だった話

2017510日(水曜日)濾胞性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫B細胞)の診断を受けました。ステージはです。グレードは2です。(というか、今では、そうでした、になってしまいますが。)

20172 のこと

当時の主治医のところにこの日本での人間ドックの検査結果を持って行きました。

「日本は病気でもないのに、いろいろ調べるから、そりゃ何でもかんでも調べてたら、なんかでてくることもあるわよね。次回から日本にもどっても、しらべなければいいのよぉ。」

と言われました。あーやっぱり、そんなもんなんだな。たいしたことないんだぁぁー。とすっかり血液検査のガン腫瘍マーカーであるCA19-9の値が高いことは忘れておりました。

 

しばらくすると、医療保険に問題が起こり始めました。自閉症の渡の主治医と私の主治医は一緒で、主治医が方針を変えて、息子の証明書類などを取り寄せるのに、毎回お金が必要になってきたのです。健康診断の保険のカバーも無くなりました。渡はちょうど色々なプログラムの変更で、大量の医者の診断書が必要な時期で、「うっ、これは大変。財布が持たない」ということで、お医者さんを探し始めました。私のほうも、もう少し保険のカバー率の高いお医者さんを探した方がいいな。親子でこれだと医療費が大変になりすぎる。ということで、医者の変更を試みておりました。けど、どこも悪くもないのに、お医者さんを探すのは、骨が折れることです。病院は「なにもないのに、行くところではない」というのがアメリカの保険ですから。予防通院とか、なにかないかなーと、考えていたら、思い出した!とりあえず、「どうでもいいようにいわれていたCA19-9の話を持ち出そう!」と思い直しました。新しいお医者様もみつかったので、まずは私が受診。私が診てもらっていい先生だったら、渡の主治医になってもらうことをお願いしようと思いました。なので、受診の本当の目的は、私の中では、渡のお医者さん探しです。

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先生の予約がとれましたので、初めてご挨拶かねての診療。

先生はとても優しくて、話も的確。いい先生で、すぐに私は、

「自閉症の息子がいるのだけど、先生、主治医になってもらえますか?私も必ず診察の時にはついてきます。病院では暴れませんし、すごくいい子で受診できます。」と息子を売り込みながら(笑)コンディションなどを話したら、快諾していただきました。ほっとして私の一番大事な用事が終わりました。

 

あっ!そうだ、そうだ!忘れてた。私の事だー!と思い出し、先生にはCA19-9の値のことを話しましたした。大変気にしておられて、血液検査をして、数日後に超音波を行いましょう、となりました。どうも話を聞いていると、先生は日本人は胃がんが多いので、それを気にしておられる感じがしました。卵巣の事も色々聞かれました。けど、子宮はすでにないので、セーフ(笑)過去ブログ→

www.yumikubo.com

なんだか、丁寧な主治医の先生だなーと思っていましたが、断る理由もないので、超音波を受診することに。

検査結果は、すぐに¥全てオンラインのポータルサイトで見れるので、いちいち先生のところにいって、「どうでしたか?」などと検査結果を聞く必要もなく、検査が終わってネットをひらけば、早い時は夜に、培養が必要なものは次の日か2日後には検査結果が自分で見れます。

再度の血液検査では、CA19-9の値は完全に平常値にもどっていて、もうCA19-9に関しては何も問題がないことが判明。やった!やっぱり前の主治医が言っていたことは正しかった。

 

ただ超音波の予約はいっぱい。いつでもいいよということだったのちょっと遅れてウルトラサウンドを受けたのですが、胃の後ろ側に影が見えることがわかりました。さらに胃から近い3箇所のリンパ節が膨らんでいることもわかりました。卵巣内かその近くにも、しこりが....。自宅に帰ってみたオンライン結果にも技師の方のコメントが、先生の判断を仰ぐこと。ドキドキしてきました。そこから、一気に私の回りが慌ただしくなりました。

 

<この時に欲しかった助け>

本当にガンなのかどうなのか?ということを早く知りたかったです。じりじりとしたなんとも言えない気分でした。お友達が私の馬鹿話に付き合ってくれたり、お友達と飲みに行ったりしたのが、唯一の心の安定剤でした。回りに当たっていたのかもしれません。このころ、回りの人で私に冷たくされたなーと感じた方、ごめんなさい。私、必死だったんです….。会社では、冷静を試みていましたが。